【映画レビュー】「オズ はじまりの戦い」でわかるオズの国がオズの国になったわけ

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ごきげんよう、ライターの愛(@ai_writer)です。

映画『オズ はじまりの戦い」 を見てきました。

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「オズ」の物語は、大好きなので、どうしても見たかったんです。

というわけで、感想です。

※以下、ネタバレしておりますので、ご注意。

あらすじ

サーカス一座のマジシャン・オズは偉大な人間になる野望を抱いていた。だが、オズが乗った気球は竜巻に飛ばされてしまう。
オズがやってきたのは、美しい不思議な国・オズ。オズは、魔女・セオドラに出会い、セオドラはオズに恋してしまう。
セオドラに連れられてエメラルド・シティにやってきたオズを待っていたのは、セオドラの姉・エヴァノラ。「悪い魔女を退治すれば、この国の王になれる」と、エヴァノラに言われて、翼の生えたサル・フィンリーと、陶器の少女をお供に、魔女を倒しに旅立つオズだったが、悪い魔女の正体は…

感想~突っ込みどころは結構あった(笑)

この映画は、いわゆる「オズの魔法使い」の物語よりも前のお話。
アメリカ人の手品師(ペテン師)オズが、気球でオズの国へやってきて、
偉大な魔法使いとしてあがめられ、オズの王となるまでの物語です。

ええ、まず、先に突っ込みどころから、突っ込ませてください。
オズの物語をたくさん読んでいるファンからすると、
この映画でのオズは、いい男すぎです。

この映画のオズは、ペテン師で伊達男。しかも、3人の魔女たちと恋愛的なことをやっているのです。
原作のオズはペテン師だけど、気弱でお人よしの小さなおじいさん。
なので、この伊達男キャラは、原作ファンからすると、少しうーんと唸るキャラクターでした。

しかも、魔女のうちの一人は、オズへの恋がかなわなかった悲しみがもとで、
悪へと落ちてしまう。
この展開は、さすがにね。女性と見ると甘い態度を振りまいていたオズが悪いとしか思えず、ふられてしまった魔女がかわいそうだった。

そして…、ラストシーンで、オズがとある魔女とキスするのは、
原作でのオズとその魔女の関係を考えると、ほんと「いやいや、これはないわ~」って感じでした。

オズがオズの国になったイマジネーションは存在していた

ただ…それ以外のところでは、原作から素敵なイマジネーションを広げたんだなというシーンがたくさんありました。

原作を読みこんでいるとわかってくるのですが、
オズは純粋なる魔法の国ではありません。
魔法を使う人もいるのですが、その一方でぜんまい仕掛けのロボット・チクタクがいたり、
タブレットの食事をしていたりと、魔法と文明が融合している国なのです。

いったい、なぜ、おとぎの国オズで、ロボットなどの文明がもちこまれたのか?
その疑問にこの映画は答えています。
トーマス・エジソンの国に生まれたあのペテン師こそが、文明のタネを持ち込んだのだと。

映画の中で、オズは、魔法を使えない代わりに自分の知りうるかぎりの技術を
オズの民に託して、悪い魔女たちに対抗していきます。
それらの技術のおかげで、オズは魔法と文明が融合した唯一無二の国になっていったのだ。
そんなイマジネーションが、私の中で映画を見ているうちに広がり、ワクワクしてしまいました。

そう、オズは魔女たちのそれとは違うけれど、彼ができる最上の魔法をこの国にもちこんだ。
だからこそ、彼は「偉大なる魔法使い」となったのです。

オズの民の中に、前述したチクタクの生みの親となるに違いない人物がいたり、
オズのおなじみキャラ、かかしや臆病ライオンの存在を思わせる場面があったり、
オズ・ファンなら、にやりとしてしまうシーンもありました。

また、原作で登場した「陶器の町」は、今回が初の映像化だと思うのですが、
この国の描写が本で読んでいて、とても気になっていたので、嬉しかった。
しかも、映画に登場する陶器の少女(チャイナガール)が、とてもいいキャラクター。
足を折って立てない彼女をオズが独自の魔法で治してあげるところは、感動ものです。

この映画のような物語は、原作者・ライマン・フランク・ボームは書いていない。
なので、この作品はいわば「オズ」の二次創作ともいうべきものだと思います。
(何度もいうけど、原作のオズは伊達男じゃないし、魔女たちと恋するなんて展開は、もともとの「オズ」ではありえません。)
そうとらえたら、オズという世界のイマジネーションが広がり、楽しめる作品だと思います。
色彩豊かなオズの国はとても素敵だった。

この映画が公開されると知って、数年ぶりに私の中で「オズ」ブームが来ました。
そして、これはまだまだ続きそうです。
しばらく、オズの物語を夢中になって読むと思います。

最後に、わがままなたわごと。
ウィキペディア見たら、オズの役はジョニー・デップが候補に挙がっていたらしいですね。
できたら、デップにあの役はやってほしかったなあ。

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ABOUTこの記事をかいた人

田下愛

フリーライター 得意なのはオタクコンテンツとクラシック音楽。「ねとらぼエンタ」「シネマズby松竹」など、多数のメディアで執筆中。ときおりビジネス系のお仕事もしています。 執筆、取材等のご依頼はお問い合わせからか、startofall@gmail.comまでご連絡ください。