【特撮魂】狙ったかどうかはわからないけどコミカルな「宇宙鉄人キョーダイン」

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※この記事は、以前アメブロで書いたものを加筆修正したものです。

ごきげんよう、ライターの愛(@ai_writer)です。

さて、今回は、70年代放映の「宇宙鉄人キョーダイン」のお話です。

この作品は、私は名前と評判と噂だけはあちこちで聴いていたんですが、見る機会がなくて。
チャンスがあれば本当に見てみたかったんです。
ということで、YouTubeで配信されているのを見た時は小躍りしましたよ。

「キョーダイン」のあらすじ

世界的な科学者・葉山博士の三男・健治の誕生日パーティーの最中、地球征服にやってきたダダ星人たちが現れた。
彼らによって博士と、健治の二人の兄・譲治と竜治が連れ去られてしまう。

それから1年後。
地球人たちは防衛軍を結成して、ダダ星人と必死に戦っていた。
そんな中、突如ロケットに乗って地球にやってきたロボット兄弟戦士・スカイゼルとグランゼル。
彼らは葉山博士が健治と地球を守るために、譲治と竜治の記憶を移植した
サイバノイド戦士たちだった…

あらすじはこんな感じかな。

どこまで狙ったかはわからないけれど、コミカルでシュールである

私、話の内容とかはあちこちで読んだり聞いたりして知っていたんですが、実際に見てみたら、
予想していたより、ずっとコミカルな色が強い作品でした。

狙ってコミカルにしたのか、そんなつもりはないけれど、結果的にそうなったのかどうかってのが、確証が持てないのだが。

ただ、石ノ森先生が生み出した作品の流れには、「仮面ライダー」のようなハードな作品とは別に
「ロボコン」とかに代表されるコミカル路線があるのですね。

「キョーダイン」は、さすがに「ロボコン」までコミカルには行っていないけれど、「仮面ライダー」「キカイダー」に比べたら、痛快な路線の作品ではある。
とりあえず、第一話見た限りでは、メインの戦士に、望まない改造をされた…的な暗い影はなく、頼もしい味方がやってきたぞ!という健康的ヒーロー感がばりばり。

というか、戦士たちに関して
「兄弟二人をサイボーグ戦士として改造した」
ではなく、
「兄弟二人の記憶を移植したロボット戦士を作った」
という設定にしたところで、「キカイダー」や「仮面ライダー」路線は狙ってないということが、はっきりしていますよね。

悪役のダダ星人たちも、どこかおまぬけな風情があるし、スカイゼルとグランゼルは変形して戦うのも
みどころの一つなんですが、この戦闘シーンもミニチュア感ばりばりだし、
どこかコミカル。というか、シュール。

でも、このシュールな感じが、今になってみるとまたよいのです。

「キカイダー」や「仮面ライダー」に比べて知名度は低いかと思うのですが、
こういう痛快さがある特撮もやっぱりあるべき。

そして、ハードなのもソフトなのも含めて、多彩な作品を生み出している石ノ森先生は、やっぱり偉大です。

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この記事を書いた人

映画、音楽、文房具をこよなく愛するフリーライター。趣味はヴァイオリン。
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