【joyful-classic】モーツァルトはやはり愛すべきおバカさん~歌劇「劇場支配人」序曲

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ごきげんよう、ライターの愛(@ai_writer)です。

モーツァルト作曲の歌劇「劇場支配人」序曲。

先だっての演奏会で初めて演奏しましたが、この曲、私にとって、初めてモーツァルトの曲の中で純粋に演奏を楽しめた一曲になりました。

天使のようなモーツァルトを、凡人が演奏するのはきつい(笑)

誤解を恐れずにいうと、モーツァルトという作曲家は、人間に美しい音楽を伝えるために神が使わした天使だったんじゃないかと思う時があります。

この人が作り出す音楽は、まるで天上人のそれだから。

軽やかで緻密でなめらかで、まったく無駄がない。
もう、こんな奇跡のような音楽を作る人は現れないと思います。

ただ、天上人の音楽であるだけに。。。凡人が演奏するのが本当にきつい(笑)。

軽やかに天使が舞うようなモーツァルトは、音符を懸命に練習しても、その音楽がするりと手元から抜けて空に飛んでいってしまい、「つかめない」という感覚が、いつもありました。

有名な「魔笛」序曲も「フィガロ」序曲も、演奏したとき、がんばったけど、結局つかめませんでした。

「劇場支配人」序曲は明るくてふざけてておバカな逸品!

「劇場支配人」は、皇帝ヨーゼフ二世がモーツァルトに作らせた作品。
皇帝はモーツァルトに依頼すると同時に、あのサリエリにもオペラを作らせたそうです。
劇場支配人のもとを歌手たちが訪れて歌を披露するという内容の「劇場支配人」。オペラとしてはそれほど高い評価ではないようですが、この序曲はモーツァルトらしい明るさと茶目っ気にあふれた作品。

明るくお気楽な旋律。そして、よくも悪くも「フィガロ」や「魔笛」ほどに洗練されていないところが、演奏者にとってもとてもとっつきやすかった。

モーツァルトの曲を演奏するたび「全然つかめない」と落胆していた私が、いまだかつてないほどモーツァルトの曲を楽しんで演奏できました。

ゆるやかなテンポで奏でる明るい旋律が、そんなモーツァルトの茶目っ気をよく表していて、弾いている側も真面目に弾かず、ちょっとふざけたりおどけたくなる。
明るいことがしたく、ふざけたくて、そして、おばかなことがしたくてしょうがない彼の姿が見えてきます。

天を舞うような軽やかなメロディを作るモーツァルト。この人は、天才であると同時に愛すべきおバカさんなのだなあと、実感したとても楽しい一曲でした。

同じ序曲で言うと「フィガロ」「魔笛」に知名度で一歩劣る作品ですが、でもモーツァルトらしい軽やかさと明るさにあふれた逸品。機会があったらぜひ聞いてみてくださいね。

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田下愛 | note

フリーライター。「ねとらぼエンタ」「シネマズby松竹」「リアルサウンド」などで、漫画・音楽・映画を軸に執筆しています。ブログ:http://startofall.com/

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ABOUTこの記事をかいた人

田下愛

フリーライター 得意なのはオタクコンテンツとクラシック音楽。「ねとらぼエンタ」「シネマズby松竹」など、多数のメディアで執筆中。ときおりビジネス系のお仕事もしています。 執筆、取材等のご依頼はお問い合わせからか、startofall@gmail.comまでご連絡ください。