「相棒 -劇場版III- 巨大密室!特命係 絶海の孤島へ」見てきました

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先週末、念願の「相棒 -劇場版III- 巨大密室!特命係 絶海の孤島へ」を見てきました。

ええ、映画館で「アナと雪の女王」に人が群がっているのをしりめに、「相棒」ですよ
(正直、「アナ~」は、あんだけ大騒ぎされると、むしろ見る気がしない。
私は松たか子さんより、彼女の義理のお兄さんがむしろ、見たかったんです)

というわけで、感想なんぞ。

※このあと、少しだけネタバレしていますので、ネタバレ嫌な人はご注意ください。

「最高密度のミステリー」と銘打っていた今回の劇場版。
ええ、私は、残念ながら「最高密度」とは思いませんでした。
ただ、だめっていうことじゃないんです。

「相棒」は、そもそも、TVドラマ版の水準が高い。
TVドラマでけっこうクオリティの高いものをやっています。
なので、それを基準にすると、今回の映画はその中で「最高傑作」とまではいかなかったというだけのことです。

とはいってもです。
とても、面白かったです。
さすがの「相棒」クオリティでした。
ミステリー映画として十分楽しめたし、映画第一作のような「大作!」的な仰々しさが少なかったのが、むしろ、見ていて疲れなくてよかった。

杉下右京役の水谷豊さん。
昔の「刑事貴族」とかの時代を知っている者からすると、杉下右京を演じるあの変貌ぶりは、ほんとにすごいと思う。
ドラマを見ていても、映画を見ていても、本当に集中して丹精込めて役作りをしていらっしゃるのがわかります。
最後に、右京さんが伊原 剛志さん演じる神堂にいったセリフは、かっこよかったなあ。
さりげなく、でも強烈な嫌味を相手に投げつけてくれてスカッとしました。

そして、絶海の孤島でも紅茶を飲む徹底ぶりもさすがの右京さん。
あんた、わざわざ紅茶とカップも持ってきたんかいと見た人は、みな突っ込んだだろうね。

今回は、いわゆるメンバー総出演ではなく、脇役陣も最低限の「この人たちははずしちゃいけない」って人たちに絞られていましたね。
トリオ・ザ・捜一に米沢さん、ヒマ課長さんと部下2人。刑事部長さんに参事官に大河内監察官、幸子さん&悦子さん。そして、甲斐次長。
でも、「相棒」ファンからすると、上記の人たちが出てくれれば、OKです。
「相棒」は、とにかく、レギュラーの布陣が非常にいいドラマ。
なので、無理に政治家さんととか無理に出さなくて、いいんです。(陣川くんくらいは、出してあげてもとは、思ったけどさ)

その中でも、この人が出なかったら、非難の嵐になるだろうなというのは、やはり、イタミンと米沢さん。そして、ヒマ課長さん。
この3人は、特命係のそれとは別な意味で右京さんの相棒みたいな役をそれぞれが担ってるとこあるもんね。
今回も、それぞれがきちんと役目をはたしていらっしゃいました。

特に最後、犯人を逮捕したときのイタミンの苦々しいセリフっぷりの気持ちいいこと。
かつてのけんか相手だった亀山薫刑事とここが圧倒的に彼は違うんですよね。
単純で喧嘩っ早くてでも正義感はすごく強くてってところまでは一緒なんですけど、イタミンのほうがちょっと意地が悪くて嫌な奴なんです。

ただ、トリオ・ザ・捜一の他の2人が出番若干少なめだったのはさびしかったですね。
特に芹沢刑事は、ほんと出番少なかった。
昨年のドラマでリタイアされてしまった三浦さんも、もう少し見せ場をあげてほしかったなあ。
芹沢さんがうかつなこと言ったり、三浦さんが老眼鏡かけて犯人の話を聞くシーンがあったらよかったなとは思います。

あと、今回、ゲスト出演者に伊原 剛志さんと吉田鋼太郎さんがいるのが、なにげににやにやしちゃいました。
おとうと嘉納伝助、こんなところで共演してたのね。
ちなみに、吉田鋼太郎さん、すごい上手でした。ずるい政治家の役がはまっていました。

そんなこんなで、楽しかった「相棒劇場版III」でした。

さて、次の劇場版はぜひ、ヒマ課長さん&部下のスピンオフをお願いします!

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この記事を書いた人

映画、音楽、文房具をこよなく愛するフリーライター。趣味はヴァイオリン。
執筆、取材等のご依頼はお問い合わせからか、startofall@gmail.comまでご連絡ください。

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