運動音痴を責められて苦しかったけれど、本当は運動嫌いじゃなかった話

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ごきげんよう、ライターの愛(@ai_writer)です。

私は、小さい頃から運動音痴でスポーツが苦手でした。

運動音痴を責められて辛かった小学生時代

運動音痴

小学校に上がると、体育の時間に笑われたり、ドッジボールとかサッカーの試合で、「あなたがちゃんとできないせいで負けた」みたいな心ないことを言われたりすることもありました。

クラス内でスポーツのチームを作るとき、上手な人何人かがキャプテンになって、欲しい人をとっていくみたいなときがありました。

そういうとき、私は決まって最後のほうまで残っていて、「もうしょうがないからこいつとろう」みたいに渋々チームに入れられるみたいなことも何度か体験しました。

今思えば、あれって運動神経悪い子供には、相当残酷な仕打ちだと思うんですよね。

チームのメンバーを均等に分けたいとか、何かしら意図はあったのかもしれませんが、もう少し、誰も嫌な思いしないですむやり方があったんじゃないかと思うんですが。

体育の授業が嫌いで、運動も嫌いだと思った

おかげで、小学校のころ体育の授業が大嫌いでした。

そして、私は、小学校時代の苦い経験から、ずっと「自分は、運動やスポーツが嫌い」と思いこんでしまってきたのです。

なので、かなり年をとるまで、自分から運動やスポーツに慣れ親しむことはほとんどありませんでした。

運動をする世界は、自分にとって恐怖でしかなかったから。

でも、今になって思い返すと、身体を動かすこと、本当は決して嫌いじゃなかったんです。

思い返せば、小学校時代、バレエを習っていたのですが、バレエは大好きでした。

運動音痴

楽しくてたまらなかったから、一生懸命練習したし、おかげで、バレエ教室ではわりと優秀な生徒で「物覚えがいい」「すごく上達した」とほめられることも何度もありました。

そして、だいぶ大人になってから、健康を考えて、ジムに通ったりランニングをしたり、ヨガのまねごとをやったりと、ちょこちょこ運動を始めたのですが、そこで「身体を動かすのって気持ちいい。楽しいじゃん」と初めて思えたんです。

運動音痴

そこで気がつきました。

私は運動をして、誰かに笑われたり責められたりするのが嫌だっただけで、運動自体は全然嫌いじゃなかったんだなって。

そして、運動ができない自分を責めてばっかりだった小学校のころの自分を不憫に思いました。

運動ができないことは、何も責められることじゃないし、それで自身の価値が損なわれることはない。

運動、うまくできなくたって全然いいし、そのままでやってていいんだよって、あの当時の私に言ってくれる人がいたら、また人生違っていたろうなと思うのです。

子供の心がへしおられないでほしい

運動音痴

日本の学校って、こういうふうに子供が自分をあきらめてしまう罠みたいなのがけっこうあちこちにまだある気がするんですよね。

うまくできなくたって、やっているだけで楽しいっていうことだって絶対あるのに、うまくできない子はダメな子扱いされたり、一定のレベルに達してないとだめってなったりして、つらくなる。

その結果、「好きじゃないから」と思い込んで好きだったものを手放したり、あきらめてしまうって、なんか悲しいなと思います。

今回のこの話、運動ができなかったというのは、私にとっては苦い思い出でです。

もしかしたら、私のような思いをしているどこかの誰かのところに届くこともあるかもしれないなと思って書き記しておこうかなと思いました。

できないことがあって、それを責められたりバカにされたりしたときは、本当に辛いと思います。

でも、何かをやるときに、上手にできなきゃいけないなんてルールは、本当はどこにもありません。

成長過程で可能性がたくさんあるお子さんが、馬鹿にされて悲しいからとかそんな理由で何かをあきらめるのは悲しい。

そういうふうに子供の心がへしおられることがないような教育の現場になってくれたらなと思います。

そもそも人が何かをできないことを責めたりバカにすることこそ、本来すごく恥ずかしい、軽蔑されるべき行為なんですから。

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この記事を書いた人

映画、音楽、文房具をこよなく愛するフリーライター。趣味はヴァイオリン。
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