【映画レビュー】「次元大介の墓標」は、極上の「ルパン」シリーズ

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ごきげんよう、ライターの愛(@ai_writer)です。
先日、映画「次元大介の墓標」を見に行ってまいりました。

次元大介は、私の長年の憧れのキャラクターです。
たぶん、架空の男性キャラクターの中では彼が一番好きで、それは、今後も変わることないと思われる。

あの帽子とひげと背広姿(彼の場合、スーツではなくて、あれは背広だと思うの)、射撃のプロとしての腕前、そしてニヒルで無愛想で皮肉屋だけど、どこか人間味があるところ、もうすべてが素敵です。

なので、次元の映画が作られると聞いた時点で、「愛する人の墓標を見届けなくては!
」と、ミーハーな決意をしておりました。

さて、映画の感想です。

※この先、ネタバレありますので、注意してください。

T

Vシリーズの極上版という感じの作品でした

一応、次元がメインの話ですが、彼が完全なる主役ではありませんでした。
主役はやはり、ルパン三世。ただ、次元に焦点がかなりあたっているというお話。

構成も30分ずつ前後編になっていて、すんごく絵と音楽に気合の入った極上版TVシリーズを劇場で見ている…という感じでしたね。

あ、でもこれは、けなしているんじゃないので、勘違いしないでください。

「ルパン3世」はそもそもTVシリーズのクオリティがすごく高い。
映画作品ももちろん、素晴らしいんだけど、でも、そもそも、ルパン好きな人って、TVシリーズが好きでしょうがないんです。
私もそうです。ルパンのTVアニメが大好き。そして、TVアニメに出ていた次元が大好き。
だから、すんごい気合の入ったTVシリーズを見せてもらって大満足でした。
(ちなみにTVシリーズで次元をフューチャーした話では、「次元と帽子と拳銃と」が好きです)

今回の映画は、どちらかというとモンキーパンチさんの原作に近い作風?なのかな。
ハードでスリリングな大人の話。不二子ちゃんのお色気シーンも子供にはだいぶ見せにくいそれだった。

次元がメインになる話ということで、ファンなら想像はつくかと思いますが、もちろん射撃で魅せるシーンあります。かっこいいです。

ルパンは、レギュラーのキャストがほぼ交代してしまっていて、その中で唯一残っているのが、次元役の小林清志さん。
私が次元好きなのは、あの渋くてかすかに甘さがあるあの声もあってのこと。
ウィキペディアを見ると、すでに80歳を超えていらっしゃるのに、劇中での次元の声はまったく衰えがなかった。素晴らしいプロだなあ。

あの人は出てないけど、あんな人やこんな人が出てる

今回、五右衛門は登場しません。
銭形のとっつぁんは少し出てきます。ただ、昨年、納谷悟朗さんが亡くなられて、キャストが山寺宏一さんに変わって、だいぶ雰囲気が違いました。
もしかしたら、このままとっつぁんはキャラそのものを変えてしまうのかもなあ。納谷悟朗さんの後を継ぐってかなり大変だと思うので、キャラ転換するのもありだとは思うけど、それはそれでさびしい、
今までのとっつぁんは、なんせ日本で一番愛された叩き上げ刑事だったのだから。

そして、あともう一人、「ルパン」ファンにはおなじみであろうあの人も登場しました
あれはけっこうなべっくらだった。
「ルパンVS複製人間」を見返したくなったとだけは言っておきます。

というわけで、劇場版大作的なかんじではありませんでしたが、ルパンや次元を好きな人なら十分楽しめる作品でした。

お写真は、映画館で買った次元グッズ。
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次元の映画のパンフに次元のポストカードも買った。つまりは、ただの次元ファンです。
ええ、ちなみに近々公開されるらしい「ルパン」の実写版、私は否定派です。あれはないわと思ってます。

twitterでもつぶやきましたが、「ルパン」の実写やるなら
ルパン→山中崇史さん 次元→川原和久さん 銭形のとっつぁん→大谷亮介さん
にやってほしいです。
ええ、トリオ・ザ・捜一ですが、何か?

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この記事を書いた人

映画、音楽、文房具をこよなく愛するフリーライター。趣味はヴァイオリン。
執筆、取材等のご依頼はお問い合わせからか、startofall@gmail.comまでご連絡ください。