メンデルスゾーンの他の作曲家と違うところは?【ヴァイオリニストの週末】

  • URLをコピーしました!

ごきげんよう、ライターの愛(@ai_writer)です。

毎週土曜日の夜は所属するアマチュアオーケストラの練習。

週末だけヴァイオリニスト(アマ)になる生活をもう10年以上続けております。

先週は体調不良でお休みしてしまったけど、今週は無事復帰。

9月は、地域の小学校で演奏する音楽教室の本番、11月には定期演奏会を控えているのでぼちぼち気合を入れていかないといけません。

メンデルスゾーンの「宗教改革」を練習中

11月の演奏会のメインはメンデルスゾーンの交響曲第5番「宗教改革」。

昨日は、4楽章の練習だったのですが、私、この4楽章、すごく好きです。

「宗教改革」というタイトル通り、敬虔で宗教的な曲。特に4楽章は冒頭でコラール「神はわがやぐら」が用いられていて、初めから本当に感動的。

そして、中間部のパワーのあるフガートが演奏していてとても心地よい。

こんなきれいなフーガのある交響曲は、私は初めて演奏した気がします。

今更なんですが、バッハ以外にもフーガを作る名手はいたんだなと知りました。そりゃいるよね。

メンデルスゾーンは「お金のある」作曲家

土曜の練習でマエストロ(指揮者の先生(がメンデルスゾーンについて教えてくれたことがあります。

彼が、他の作曲家と大きく違うのは「お金のある」作曲家であったこと。

モーツァルトやベートーヴェン、シューベルトなど著名な音楽家っておおよそ貧乏だったんですよね。

メンデルスゾーンは銀行家の息子で早くから音楽の才能も発揮した。若くして死んでしまったこと以外は、比較的幸せな人生を送ったにもかかわらず名曲を生み出しているという、クラシック界ではどちらかというと珍しいタイプ。

なので、演奏するときも「すごい苦労して弾いてます…」みたいじゃない感じでやりたいとマエストロもおっしゃっていました。

たしかに、メンデルスゾーンの音楽は、どこか育ちのよいというか、他の作曲家に比べてもがいたり、苦しんだり、腐ったり、ヘタれたりっていうことがあまりないんですよね。

実際、他の作曲家に比べて奇をてらったり、ねじくれたことをあまりしない、変則的なリズムとか臨時記号とか変な音型とかがあまりない。楽譜を見るといつも思うのが、決して簡単ではないけれど、弾きやすいなと感じる。

だから、マエストロの言葉を聞いたとき、ああ、やっぱりそうだな、あまり悩まず苦しまずおおらかに弾いたらいいんだなあって、気持ちが楽になりました。

オーケストラでマエストロがいらっしゃる練習は、こういうことがあるから楽しい。

指導を受けている時間、音楽の知識の泉に浸かって、知恵と勇気をたくさんもらっている、そんな瞬間がたまにあります。

だから、オーケストラに参加するのが大好きなのです。

11月まで気合い入れてメンデルスゾーンを練習

私自身、メンデルスゾーンは、失礼ながら、そんなに高い評価を感じてこなかった作曲家でした。

70点、80点くらいはいつもコンスタントにとるんだけど、それ以上のすごいホームランはそんなに打ってないみたいなイメージの人なんですよね。

ただ、個々の作品を聞くと「いいなあ」と思うこともよくあって、実際、有名どころの「真夏の夜の夢」とか「イタリア」、ヴァイオリン協奏曲なんかはすごい好きでもあるのです。

そして、「宗教改革」も今、かなり好きになりつつあります。

楽譜もらったときは、音符がめちゃくちゃ多いので正直嫌だなとおもってたんですが(笑)、練習重ねたら、やはりいいとこは見えてくるもので、今はその美しさが演奏していてとても楽しいです。

特に4楽章のフガートの部分、1stヴァイオリンと2ndヴァイオリンが本当にきれいに絡むので、これは素敵に演奏したいなあって気合が入りました。

難しい曲ではあるけれど、自分なりになんとか捕まえた気もするので、あとは、本番までできるだけのことをしていきます。

仲のいい団員さんから、北海道のおみやげに「白いブラックサンダー」いただきました。

これ食べてパワー補給してまたがんばろう。

===============================

~最近のライティングのお仕事~

「逃げて逃げて行き着いた場所に今あるなという感じ」津田寛治が語る主演作『名前』への思い | シネマズ by 松竹

津田寛治さんに自分を偽り刹那的に生きる男を演じた作品の裏側、演じることや映画作りへの思いなどを語っていただきました。

性器を撮影する関係に「”愛”ではあったと思う。でも”恋愛”とは違う」『スティルライフオブメモリーズ』安藤政信インタビュー | シネマズ by 松竹

2年間性器を撮り続けた、写真家アンリ・マッケローニからインスパイアされた本作。主演を務める安藤政信さんにインタビュー。

【衝撃】『銀魂』”お妙さんのダークマター”はどれだけヤバい!? 「ジャンプ展」コラボメニュー実食してみた – Character JAPAN

創刊50週年を迎える「週刊少年ジャンプ」の軌跡をたどった原画展「創刊50周年記念 週刊少年ジャンプ展VOL.3 -2000年代~、進化する最強雑誌の現在(いま)-」。 同展覧会の会場となっている、森アーツセンター(六本木ヒルズ)では、展示会場に併設されたカフェで「JUMP 50th anniversary cafe」と称して「ジャンプ」の人気作品とのコラボメニューの数々が楽しむことができます。

「過去のレガシーを受け継ぎ、新しい扉を開く」 J・A・バヨナ監督『ジュラシック・ワールド/炎の王国』を語る

現代によみがえった恐竜たちが大暴れするアクション大作「ジュラシック・パーク」シリーズ最新作『 ジュラシック・ワールド/炎の王国 』(7月13日から全国ロードショー)。前作で崩壊した<ジュラシック・ワールド>を有する島で火山噴火の予兆が起こり、災害から恐竜たちを救い出そうとする人間たちのドラマを描いています。 …

href=”http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1807/13/news011.html”>変化していく恐竜と人間の関係 『ジュラシック・ワールド/炎の王国』製作総指揮コリン・トレボロウ、今作のテーマを語る

テーマパーク<ジュラシック・ワールド>が恐竜たちによって破壊された事件から3年。世界中の映画ファンの度肝を抜いた『ジュラシック・パーク』シリーズ最新作『 ジュラシック・ワールド/炎の王国 』が7月13日に全国公開を迎えました。 …

「リアリティの追求よりも絆に重みを」ジョン・ウー監督が語る映画『マンハント』への思い | シネマズ by 松竹

『男たちの挽歌』『レッドクリフ』など、数々の名作を世に放ってきた巨匠が『マンハント』に込めた思いを伺いました。

================================

ライティングのお仕事承ります。

           

この記事が気に入ったら
いいね または フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

映画、音楽、文房具をこよなく愛するフリーライター。趣味はヴァイオリン。
執筆、取材等のご依頼はお問い合わせからか、startofall@gmail.comまでご連絡ください。