ごきげんよう、ライターの愛(@ai_writer)です。
私は、小さいころから外国のファンタジー小説が大好きです。
最近、映画の新作の宣伝を目にしたもんだから、久々にあの作品ブームが
自分に中に起きています。
はい、大好きな「オズ」シリーズ。
明るくおまぬけなスラップスティックファンタジー「オズ」
ライマン・フランク・ボーム作のこのファンタジーは、
第一作目「オズの魔法使い」が有名ですが、
「オズの魔法使い」の後、ボームは14作もオズの国の物語を書いており、ボームが死んだ後は、他の作家たちがやはりこの国の話を書いているそうです。
ボームが書いたオズシリーズはハヤカワ文庫から全巻出ていますが、
私、ほとんどの作品読んでおります。
「オズ」は、異世界を舞台にしたファンタジー小説ですが、
「ナルニア」「指輪物語」などとは全然違います。
「ナルニア」のような敬虔さは、「オズ」にはありません。
「オズ」は、いうなればスラップスティックファンタジー。
登場人物たちは、ドロシーやかかしをはじめ、みんな明るくどこかお馬鹿さん。
ファンタジーにかかせない悪役も多々登場しますが、だいたいはおまぬけさんです。
悪をやっつけたり、トラブルを解決する方法も、
「え、それで解決しちゃうんかい!」的な、オチがけっこうあります。
考えてみれば、第一作も悪い魔女二人は
・空から降ってきた家に押しつぶされる
・水をかけられて、とけてしまう。
という、ファンタジーらしからぬ最後をとげているわけで。
ちなみに、西の悪い魔女に関しては、「暗闇が怖くて、水はさらに恐ろしい」という描写があるんですよ。
ウィンキー国を支配しているほどの悪い魔女にしては、よくよく見たらだいぶ軟弱だなあと、大人になってから読んでみて思ったワタクシです。
しかし、そういうところも含めて、「オズ」の物語は楽しいです。
話がわかりやすく明快で面白い。読んだ後、深く考えたりはしませんが、痛快な気持ちになれます。
かぼちゃ頭にぜんまい仕掛けロボットに虹の娘・・・「オズ」には、魅力的なキャラクターがたくさん!
「オズ」は、第一作のヒロイン・ドロシーをはじめ、出てくるキャラクターが
非常に魅力的。
これも第一作でおなじみのかかしにブリキの木こりにライオンはもちろんのこと、
それ以降も素敵なキャラクターが続々出てきます。
かぼちゃ頭のジャック、ぜんまい仕掛けのロボット・チクタク、つぎはぎ布でできた女の子・スクラップス、もじゃもじゃひげのモジャボロ、すぐに迷子になるボタンブライト少年、美しい虹の娘ポリクローム…
これ聞いてるだけで、ファンタジー好きな人だったら、読みたくなりませんか?
映画の宣伝につられてというところではありますが、私も久々に読み返したくなりましたので、実はまだできてないボームの全14作を読破というのをしようかと思っています。
ただね。
できたら電子書籍で読もうかなと思って探してみたんですが、
私が調べた限りでは、電子書籍版は第一作しかないみたい。
うーん、第一作は、頭の中で鮮明に内容を思い出せるんだよね。
とりあえず今ほんとに読みたくてたまらないので、第2作オズの虹の国」第3作「オズのオズマ姫」の文庫本を
密林でぽちりました。
読むのが楽しみなのねん。
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