元祖ジーニー・ロビン・ウィリアムズを敬愛する私が実写「アラジン」を見た感想

ごきげんよう、ライターの愛(@ai_writer)です。

今回は、実写版「アラジン」を見た感想を中心に語ってみたいと思います。

※多少、作品のネタバレしてますので、ご注意ください。

created by Rinker
¥2,000 (2020/11/27 07:01:43時点 Amazon調べ-詳細)

オリジナルを忠実に実写化した極上エンタテイメント

映画を見たときに驚嘆したのが、1992年公開のアニメ版を相当忠実に再現していること。

アニメと実写はそもそも別物。アニメでならできてしまう荒唐無稽なことで、実写では無理でしょっていうことはたくさんあります。

特にディズニーのファンタジーアニメのお約束の華やかで幻想的なミュージカル場面、あれを再現するのは相当大変です。

しかし、この実写「アラジン」は見事にそれをやってのけました。

魔人ジーニーが現れたあとは、彼の魔法でアニメ版を彷彿させるようなミュージカル場面が次々展開。アニメを見ているのと変わらないスケールの大きいファンタジックさに、実写でもここまでできるんだって本当驚いたし、しかもすごく楽しかった! 

ジーニーが登場してアラジンに魔法を見せるとこや、アラジンが王子になって大行列で街に乗り込んでいくシーンは、圧巻でした。

ウィル・スミス版ジーニーは、ファンキーな恋する魔人

アラジンを実写化すると聞いたとき、正直、手放しでは喜べませんでした。

なぜなら、アニメ版でジーニーの声を担当したロビン・ウィリアムズがすでにこの世を去っていたから。

ユーモラスにダイナミックに画面狭しと活躍する愛すべき魔人ジーニーに命を吹き込んだのは、他でもないこの人。

彼こそが本来ならばジーニーをやるべき役者だと思っていたので、ロビン・ウィリアムズ以外の人がやるジーニーというのがなんとも複雑でした。(ただ、仮に彼が生きていたとしても、ジーニー役にはちょっと歳をとりすぎていて、無理だったかなとも思うのですが)

ただ、ウィル・スミスがやると聞いたときは、複雑な気持ちになりつつ、ちょっと安心感も覚えました。

ロビン・ウィリアムズとタイプは違うけれど、ウィル・スミスもまたエンタテイメント性とサービス精神に長けた、魅力的な俳優さん。彼にできるめいっぱいのジーニーをやってくれるだろうなと思ったので。

実際、彼が演じたジーニーもすごくよかったです。

ロビン・ウィリアムズのジーニーよりもちょっとシャープでよりファンキーになった感じのジーニー。歌や踊りの場面でも達者にこなして、さすがだなあ思いました。

そして、ウィル・スミスの実写版ジーニーはオリジナルとちょっと違うところがありました。

ランプから抜け出して自由になりたいと願うのは一緒なのですが、ウィル・スミス版ジーニーは、もう一つ「人間になりたい」という願いを持っています。そして、映画の中では、彼が人間の女性と恋をする場面が描かれるのです。

これは、ロビン・ウィリアムズのジーニーでやるのはちょっと難しいかなと思われる設定。ファンキーで愛嬌がありながらもどこかセクシーなウィル・スミスだからこそできたことだと思います。

この改変、私はすごくよかったと思いました。おかげでジーニーがいわゆるにぎやか師だけにとどまらず、お話の中でちゃんと彼のドラマも描かれた。また、ジーニーの恋はお話の結末にある種のつながりがあるんですが、それがなんとも粋な展開で、ああ、そういうことかとちょっとした感動がありました。

ロビン・ウィリアムズ、ウィル・スミス、二人のジーニーに感謝

ファンタジックでスリリングでロマンチックな極上エンタメ映画。

実写版「アラジン」は、期待を上回る楽しい映画でした。

でも、見終わって最後に思い出したのは、やはり、元祖ジーニーのロビン・ウィリアムズでした。

彼にやってほしかったみたいな未練ではないです。

ウィリアムズのジーニーが素晴らしかったからこそ、「アラジン」は語り継がれる名作になったわけで、どこかのニュースでも、ウィル・スミスは当初ジーニーのオファーについて、「ロビン・ウィリアムズが演じたのが最高で、彼によって確立されているもの」ということで、断ったというのを読みました。

ロビン・ウィリアムズのジーニーは歴史の残る素晴らしい仕事だった。それだけに、ロビン・ウィリアムズがちょっと早くこの世を去ってしまったことが、寂しいのです。

でも、これから先、ロビン・ウィリアムズのジーニー、ウィル・スミスのジーニー、両方とも愛され続けていくと思います。

二人の素敵なジーニー、見たことのない新しい世界(a whole new world)を見せてくれてありがとう。

created by Rinker
¥2,000 (2020/11/27 07:01:43時点 Amazon調べ-詳細)

あわせて読みたい

電子書籍発売中です!

「やさしすぎるクラシック音楽入門~たった1時間で大人の教養が身につく!~」

この記事が気に入ったら
いいね または フォローしてね!

よかったらシェアしてね!

この記事を書いた人

映画、音楽、文房具をこよなく愛するフリーライター。趣味はヴァイオリン。
執筆、取材等のご依頼はお問い合わせからか、startofall@gmail.comまでご連絡ください。