『青天を衝け』第8回「栄一の祝言」あらすじと感想|時代は安政の大獄へ突入

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大河ドラマ『青天を衝け』第8回のあらすじと個人的な感想です。

第8回「栄一の祝言」あらすじ

ようやくお千代への想いを確信した栄一は、千代に結婚を申し込む。そんな栄一に、喜作は自分と勝負しろといい、二人は剣を交えることに。勝利したのは喜作だったが、喜作は千代に「栄一を頼む」と告げて、その場を後にした。

一方、幕府では、家定が井伊直弼を大老に指名する。井伊は「日米修好通商条約」をアメリカと結んでしまい、違勅だと問題になり憤る慶喜。しかし、井伊は斉彬や慶喜を処分して、世に言う安政の大獄が始まった――。

「栄一の祝言」感想 井伊直弼と安政の大獄

やーっと、栄一自覚してくれたよ。お千代ちゃん、よかったねえ。

喜作はどうするのかなと思ったら、きちんと筋を通して勝負したうえで自ら身を引いて立派でした。でも、すぐにとてもかわいいお嫁さんのよしさんが来てくれて、こちらもよかったねえ。

栄一と喜作が結婚してにぎわう血洗島に対して、江戸はやはり…でしたね。権力を握った井伊直弼が弾圧を始めてしまった。

井伊直弼、この人だけはいい感じで描いた時代劇を正直見たことなくて、今回はどうするのかなと思ったんですが、岸谷五朗さん演じる井伊は、決して最初から性悪という感じではなかったんですね。

ただ、決して大老の器ではない分不相応な人が権力を手にしてしまって、使い方がわからないものだかたててみたけど加減がわからなくて、しかもそんな自分をみんながバカにしてるんじゃないかとコンプレックスが刺激されて、どんどん歯止めがきかなくなっていった…って感じでしょうか。

岸谷五朗さんて、昔はいわゆる熱血漢のいいお兄ちゃんみたいな人情アニキ系の役が得意だったと思うんですが、いつかどこかでご本人がちゃんと考えてシフトチェンジされたのか、近年は、わりと冷たい嫌な役を演じることが多くなりましたよね。でもそういう役もこなしていってるのを見て、いい役者さんになったなあと思います。

というわけで、ああ、やっぱり安政の大獄が始まった…とため息をついてしまいました。ただ、次回予告を見たら、もう来週には桜田門外の変やるみたいなので、安政の大獄は約1週間で終わるみたいです。ああ、よかった。

しかし、いいかげん慶喜は、将軍になる覚悟したほうがいいと思うんだけどねえ。

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この記事を書いた人

映画、音楽、文房具をこよなく愛するフリーライター。趣味はヴァイオリン。
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