いや~な自分と一生つきあっていかないといかんのよ

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もうそれなりに年を重ねたからこそ思うことです。


誰しも人生、生き方に迷うし悩むと思います。私もそうでした。というか、いまだに悩んでばかり。

ただね。
悩んだ末に、自分探しの旅だとか、人生を劇的に変えたいとかって方向に行く人もいると思いますが、私が歳を経てわかったのは、自分探しの旅に出たら素敵な自分に会えるなんて、夢みたいなことはたぶんないってこと。

もちろん、仕事やライフスタイルを変えてみたり、旅をしたりすることで、ある程度の変革は起こせます。
私は今の仕事を始めてから、やっと「仕事が好き」と思えるようになった。
「徹夜禁止」をルール化したら健康になった。
仕事のストレスがひどくなって旅行に行ったらすごく救われて、以来旅行が人生に欠かせなくなった。
そういう変革は確かにありました。

とはいっても、何をしていようとどこに行こうと自分は自分。それは一生変わらない。
生まれ変わろうとか新しい自分になろうとかって相当大変なこと。
決してお手軽に手に入れられるものではないと思います。

だから、自分探しの旅をしたらとびきり素敵な自分になれるなんてことではなく、
むしろ、いや~な自分と一生付き合っていかないといけない
人生ってそういうものだと思うのです。

私は人生それなりに生きてきて、輝かしい生き方とは程遠いです。
思う通りにいかないことだらけだし、叶えられなかったこともたくさんある。
嫌なことをされたときもあったし、自分が嫌なことをしてしまったなと反省、後悔することもある。

実際、自分を嫌じゃなくなるって、難しいです。
いくつになっても、人生に悩んでばかりで、ときにはほとほと自分を嫌いになりそうで。

でも命あるかぎり生きていかないといけないのだから、そういう自分と一緒に生きていく。いつしかそういう考え方に私はなっていた気がします。

結局のとこ、いや~な自分を決して見捨てず誰より大切にしてあげられるのは、自分しかいないんだからさ。

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この記事を書いた人

映画、音楽、文房具をこよなく愛するフリーライター。趣味はヴァイオリン。
執筆、取材等のご依頼はお問い合わせからか、startofall@gmail.comまでご連絡ください。