ごきげんよう、ライターでアマチュアヴァイオリン弾きの愛(@ai_writer)です。
所属するオーケストラの演奏会が、昨日、無事に終了いたしました。
練習と緊張は比例する
今回、演奏したのは、
モーツァルト/「劇場支配人」序曲
ベートーヴェン/交響曲第8番
シューマン/交響曲第2番
です。
すべて難曲ばかり。ええ、かなり苦しみました。
ただ、曲が難しかった分だけ、練習せざるをえなくて、かなり練習をしまして、それがよかったと思います。
これまでの経験からいえるのは、練習量と緊張度は、比例するということ。
本番舞台は基本緊張します。
ただ、その中でも、やっぱり、練習が足りない曲は、不安もあってより緊張度が高くなる。
一方、練習をいっぱいしている曲は、多少、本番で緊張しても、身体が勝手に動くし、どこか、落ち着いているんですよね。
シューマンの2番の3、4楽章にかけていました。
今回に関していうと、やはり、一番難しかったのはシューマンの2番で、だから、一番練習したおかげで、シューマンが一番落ち着いて演奏できました。
シューマンの2番、正直、好きかといわれると、すごく好きではないです。
でも、3楽章はとてもきれい。
最初のオーボエのソロもすごくきれいだし、あとになってヴァイオリンが奏でるメロディもすてき。
そして、我らが2ndヴァイオリンが小さく繊細な旋律を裸で奏でる箇所もあり、実は一番練習をしたのがこの楽章でした。
練習でも、マエストロが美しい旋律にきちんと心を傾けて指揮棒を振っていらっしゃるのがよくわかったので、先生が求めていらっしゃるものに、できるかぎり近づきたいと思って、ちゃんとできたかはわからないけど、とにかく努力はしましたし、本番でもマエストロとアイコンタクトはかわして、なんとかできたかなとは思います。
うちとこのオーケストラは何人かお世話になっている指揮者の先生がいらして、それぞれ素敵なのですが、今回、振っていただいたマエストロ、こういう美しくて寂しい旋律に心を寄り添わせていくところが改めて素敵な音楽家だなとも感じました。
そして、ラストの4楽章。
ドイツ音楽らしい明快な誇り高さがあるところが好きで、シューマンはドイツのロマン派の中で最も「それ」らしい音楽家だなあと実感。
2ndヴァイオリンとビオラは途中で、延々と伴奏の6連符を弾き続けるとこがあって、正直、嫌になりかけたこともあったんですが、でも、それでも4楽章は好きで、いっぱい練習していて、おかげで、舞台でも楽しめました。
(ま、細かいところでは、けっこう間違えたけどね)
オーケストラの本番は半年に一度だけ、めいっぱい音楽家になれる日!
私はあくまでアマチュア奏者であり、オーケストラは趣味で、余暇の中でやるものとわりきってます。
当たり前ですが、オーケストラよりも仕事のほうが大事。
だから、仕事が本当に忙しいときは、ヴァイオリンの練習はしません。
とはいっても、練習をできずに立つ本番はとても空しい舞台になるのが、これまでの経験でよくわかってるし、今回も、練習をしてきた分の成果は出せたと思うし、結果、気持ちよく終わることができたので、また、これからも出来る範囲でこつこつ練習をしていこうと思ってます。
アマチュアがプロに勝てるのは、できなくてもがんばっていこうっていう「心意気」だけっちゃそうだしね。
半年に一度の本番。
この日は、私にとって、非日常でもあります。
この本番の日だけは、一日、めいっぱい音楽家になる。
今回も、仕事の合間をぬって練習をどうにか続けたおかげで、音楽家として一日を楽しむことが出来ました。
今回は、お友達もたくさん来てくださって、プレゼントもいただきました。ありがとうございます!
そして、愛情あるご指導をしてくださったマエストロ、そして、トレーナーの先生方
なによりずっといっしょにがんばってきたオーケストラの団員のみんな
皆様、どうもありがとうございました。
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