「安心してください。はいてますよ」とにかく明るい安村さんに、言葉の力ってすごいなと改めて思った

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とにかく明るい安村「安心して下さい、はいてますよ。」【特典付き】
とにかく明るい安村「安心して下さい、はいてますよ。」【特典付き】

ごきげんよう、ライターの愛(@ai_writer)です。

去年、ブレイクした芸人さんといえば、とにかく明るい安村さん

あの「安心してください。はいてますよ」というフレーズはほんといいなあと思います。

とにかく明るい安村さんが組んでいたコンビ「アームストロング」が大好きでした。

とにかく明るい安村さん。私は、かつて彼が組んでいたコンビ「アームストロング」のファンで、一度、単独ライブにも行ったことがあります。

オリエンタルラジオやハリセンボンと一緒に深夜番組「10カラット」に出ていたり、「爆笑レッドカーペット」でOLさんの格好して「やめなよやめなよ」っていうコントが人気だったりしたアームは、すごくのびしろを感じさせるコンビだった。

ただ面白いだけじゃなく、「かっこいい大人の男の漫才師」になれる要素があるコンビでもあったアーム。1グランプリが一度終わってしまったとき、M1続いていたら、アームはいずれ決勝行ってたはずと、まじで私は思っていました。

それだけに、アームストロングが解散したときは、とてもショックで、これからあの二人、どうなるのかなあと心配もしましたね。

それだけに、今、安村さんがブレイクしているのが本当にうれしいのです。

「安心してください」という言葉の力

とにかく明るい安村さんの芸は、いわゆる「裸芸」ですが、この「裸芸」って、リスクがある芸。

芸人さんて、基本的には身体一つで笑いとらないといけない仕事だし、男性芸人にかぎっていえば、裸になるのが嫌なら芸人やめてまえとも思います。(ただし、女性芸人は、無理に裸になったりはしないでって思います)

ただ、裸芸は、はねたときは、バカ受けするけど、一歩間違えると人をただただ不快にさせる。

そして、何より、裸芸って、人を不安にさせます。

裸という、本来まじまじと見ることが失礼に値しかねないものをお客さんに見せる。
裸芸をやる芸人さんは、つまりは危険な領域にふみこんでいるのです。

実際、裸芸の芸人さんを見てて、なんか見てはいけないものを見てるような不安を覚えるときが、私は少なくありません。
裸で文字通り、体当たりでぶつかっている芸人さんには感動を覚えますが、一方、安易に裸になってる人を見ると、「この人、これで笑いがとれると思ってるのかなあ」と不安になったり、ただただ痛々しさしか覚えなかったりします。

しかし、とにかく明るい安村さんは、そこにあの魔法の言葉「安心してください」を加えた。

安心してください、自分は裸だけれど、本当に見ちゃいけない領域には絶対踏み込まないですよ…というモラルを、あの言葉を口にする瞬間、彼はお客さんと自分の間にきちんと作っています。

あの言葉があるだけで、安村さんのあの芸は、本当に安心して見ていられる。
ヘンなほめ方かもしれませんが、裸芸をこんな安心した気持ちで見てられる芸人さんて、安村さんが初めてな気がします。

「安心してください」は根っこから出た言葉だと思う

言葉は、その人の根っこから出たものでないと相手に伝わらない・・・と私は思っています。

芸人さんたちのいわゆる「型」や「フレーズ」もしかり。

お決まりの言葉を作ってる芸人さんはいっぱいいますが、そこに作為的なものを感じる場合もあります。そういうときは、「これ、嘘だな」って思います。

一方、それが本当にその人の中から出た自然な言葉であるときは、心に響くし、いいなあと思います。

これまで、私が響くいい言葉だなあと思った芸人さんのフレーズは、色々ありますが、有名どころだと

天津・木村さんの「あると思います!」
小島よしおさんの「そんなの関係ない!」

などは、すごくいいなと思いました。そして、これらは言っている芸人さんの根っこから出てきた言葉だろうなと感じました。

とにかく明るい安村さんの「安心してください」も、彼の根っこから出てきた言葉に違いないと思います。
あの言葉を聞くと、本当に安心するもの。
言葉の力って、なんてすごいんだろうと、「安心してください」を聞いて、改めておもったわけです。

さて、ぼちぼち、ピン芸人の祭典・R-1ぐらんぷりの決勝の時期が近づいております。
去年優勝したじゅんいちダヴィッドソン、ブレイクした安村さんに続くスターがまた出てくるといいですなあ。

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この記事を書いた人

映画、音楽、文房具をこよなく愛するフリーライター。趣味はヴァイオリン。
執筆、取材等のご依頼はお問い合わせからか、startofall@gmail.comまでご連絡ください。

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