ごきげんよう、ライターの愛(@ai_writer)です。
いまや、日本でも定番となったクラシックの祭典「ラ・フォル・ジュルネ」。
2016年も5月3日~5月5日まで「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン「熱狂の日」音楽祭2016」が開催されます。
ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン「熱狂の日」音楽祭2016の公式サイトより
毎年、違うテーマのもと開催されているラ・フォル・ジュルネ。今年のテーマは「ナチュールー自然と音楽ー」
遠い昔から、作曲家たちが作品を生みだすインスパイアの源であった“自然”が今回のメインテーマです。
ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポンのアーティスティック・ディレクターのルネ・マルタンのラ・フォル・ジュルネ2016の展望を語ったインタビューを、クラシック専門のインターネットラジオ局・OTTAVAが配信している以下のコンテンツで聴くことができます。
上のラジオでオンエアされている楽曲は、サン・サーンスの「動物の謝肉祭」やベートーヴェンの「田園」など、武満徹の「雨の樹素描」など。
ああ、こういうことか…と納得させる楽曲が並んでいます。
中でも、印象的なのは、ハイドンのオラトリオ「天地創造」第1部より「いまや聖なる光の前に、暗黒の闇の灰色の影は消えうせ」
今年のメインとなる曲は?と問われたマルタンさんが上げた曲です。
自然のモチーフにしていたり、聴いていると自然の美しい風景が浮かんでくるクラシック曲は、数えたらきりがないです。
私が思い浮かぶのは、チャイコフスキーの交響曲第1番「冬の日の幻想」、グリーグの「ペールギュント」の「朝」、ドビュッシーの交響詩「海」などなど。個人的には、自然の風景を描くといったら、やはりドビュッシーですね。彼の描く音楽は、とても緻密に豊かに自然を描いた絵画のような感じがします。
あとは、自然がモチーフかどうかはわからないのですが、ブラームスの交響曲第3番を聴くと、必ず秋の風景が思い浮かびます。
特にゆったりした3拍子のオーボエのメロディがきれいな3楽章を聴くたび、秋のイチョウ並木の道のような旋律だなあと思うのです。
数年前、仕事でラ・フォル・ジュルネ開催にあたっての記者会見を取材させていただきました。
そこで、マルタンさんはこの祭典への思いをとてもたくさん語っていらして、そして、もちろん意味は翻訳の方の言葉を通して理解したのですが、マルタンさんの話すフランス語の響きがとても心地よかったことを覚えています。
言葉の響き。これもまた、音楽なのかもしれません。
今年のラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポンで演奏される「ナチュール」。自然の美しさや偉大さ、はかなさなどが奏でられる祭典になることを期待しております。
ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン「熱狂の日」音楽祭2016の公式サイト
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田下愛 | note
フリーライター。「ねとらぼエンタ」「シネマズby松竹」「リアルサウンド」などで、漫画・音楽・映画を軸に執筆しています。ブログ:https://startofall.com/
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