オーケストラで次の定期演奏会に向けての練習が始まりました。
今度、うちとこのオケが取り組むのは、チャイコフスキーの交響曲第4番です。
正直、この始まったばかりの時期が毎回たまらなく嫌です。
譜読みはとにかく面倒くさい。
私は要領が悪いのかもしれませんが、譜読みはいつもえっちらおっちらつまづきながら、難しいのに泣きそうになりながら、今、ここでやらないでどうするの!と自分に鞭を打ちながら嫌々やっています。
とってもつらいので、この時期は取り組む曲を作った人の悪口をとにかくいいたくなります。
私がチャイコフスキーで一番好きなのは「くるみわり人形」
そう、バレエ曲については、チャイコフスキーが一番です。
しかし、交響曲となると話は別。
好きな方に怒られるのを覚悟でいいますが、バレエ音楽に比べると、交響曲は正直散漫で作るの下手だなと思います。
第5番の2楽章とか、第6番「悲愴」の3楽章とかは、すごく素敵だとは思うのですが、一方で、なにこれ?たぶん作るの飽きたんだなあ…みたいな部分も、この人はよくあります。
特に、2ndヴァイオリンやってるともう顕著にわかります。
1stヴァイオリンのオクターブ下を弾いてたり、休みだったりとか、あ、これ、2ndヴァイオリンにやらせること思いつかなかったんだねって部分がけっこうあるんですよ、ほんとに。
今回、うちとこのオーケストラが取り組む第4番は、1楽章がめちゃくちゃ長いです。
くわしくいうと、私が弾く2ndヴァイオリンの譜面で8ページもありました。
8ページですよ?
交響曲って1楽章はだいたい長いですが、ふつうは長くてもせいぜい5ページくらいです。
もうこの時点で1楽章がだいぶ嫌いです。
そして、それに続く2、3、4楽章。
私は正直、チャイコフスキーは1楽章書いただけで、だいぶ力つきたんじゃね?と思いました。
他の楽章もきれいだったり、こった作りだったりはあるのですが、正直、1楽章ほど気合入ったつくりには思えんかった。4楽章にいたっては盛り上がるけれど、ほぼ前半と後半で同じことを結構繰り返してるし。
OGTー1071 チャイコフスキー 交響曲第4番 ヘ短調 作品36 (Philharmonia miniature scores)
才能はあるけれど、交響曲はちょっと散漫。
5番、6番をやったときにも感じたチャイコフスキーへの印象は、4番でも変わりませんでした。
ちなみに、チャイコフスキーの交響曲では1番が好き。
「冬の日の情景」というタイトルの1番は、その名のとおり、雪の寒さだとか、寒い冬に春を待つ人々だとかが感じられるて。
そう、バレエもそうですが、チャイコフスキーは情景音楽については、本当に素晴らしいんですよね。
さて、悪口を書いてきましたが、すみません。アマオケ奏者は、新しい曲に取り組むとき、難しすぎて、どうしても悪口をいいたくなるんです。
とりあえず、1楽章8ページって、本当にしんどいんですが、これからやっていくしかないですね。
↓の敬愛するコバケンさん指揮のチャイ4聴いてみたいんだけど、品切れでした。
【オーディオリファレンス非圧縮SACDハイブリッド】EXTON OVCL-00505 チャイコフスキー:交響曲第4番、イタリア奇想曲 / 小林研一郎(指揮) / ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団 オクタヴィア・レコード
オクタヴィア・レコード |
OGTー1071 チャイコフスキー 交響曲第4番 ヘ短調 作品36 (Philharmonia miniature scores)
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田下愛 | note
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