ごきげんよう、ライターの愛(@ai_writer)です。
さて、本日、7月19日は「サイボーグ009」の日なんです。
「サイボーグ009」は1964年7月19日、「少年キング」で連載を開始。
そう、この日は、まさに島村ジョーらサイボーグ戦士たちが世界に姿を現した日なんです。
「サイボーグ009」が教えてくれたこと
マンガやアニメを見て異なる力を持つ仲間たちが力をあわせるという設定に惹かれて昔から好きだった「サイボーグ009」。
ライターの仕事を始めてから、この作品のイベントを取材しに行ったことがあったのですが、そのとき現場でもらった資料に書かれていた平和に対するメッセージを読んでハッとしました。
人が憎み合い、戦うこと、殺し合うことの愚かさ、平和の尊さをみんなで力を合わせることの大切さを訴えている「サイボーグ009」。
いつの間にか知っていたと思っていたことはみな「サイボーグ009」に込められていた。
私はこの作品からとても大切なことを教えてもらっていたんだ。
そう気が付いたときに、マンガって本当にすごいなあと心から思いました。
「平和の尊さを訴える」というのは、ときにいやらしいものになりがちです。
押しつけがましかったり、お涙ちょうだいだったり、無駄に感動を誘おうとしたり。
「泣かせよう」「感動させよう」という下心が見えるものには、「きれいごとだね」と、むしろ、冷めます。
「サイボーグ009」をはじめとする石ノ森先生の作品を見ているときに、そういういやらしさを感じたことはありません。
描写が深刻だったり、エグいことはあるので、ちょっと落ち込んだり考えこんでしまうことはあるのですが、
考え込みながらも「こういう愚かしいことを繰り返してはならないな」など、そこに書かれたメッセージを受けとっていた気がします。
そうやって、石ノ森先生のマンガを読みながら、自分の糧にしていって今の自分がある。
憎しみ合い殺し合うのは愚かなこと。平和であることは素晴らしいこと。
それは、たぶん、日本では当たり前のことだと多くの人が思っているでしょう。
でも、世界規模でみると、それが当り前じゃない人も、当たり前じゃない環境もまだまだたくさんある。
当たり前でとても大切なことを、難しいお説教やお涙ちょうだいじゃなく、マンガという面白い娯楽でごく自然に教えてもらえるって、ほんと素晴らしいことだと思うのです。
大切なことを教えてくれた作品だと確信したときから、もともと好きだった「009」がさらに好きになり、
石ノ森先生を尊敬する気持ちもいちだんと強くなって現在に至っております。
「009の日」制定から9年
この「サイボーグ009の日」が制定されたのは、2008年。ちょうど、1000年に一度の「009イヤー(2009年)」を前にした年で、当時、仕事をしていた媒体でニュース記事も書いたのでよく覚えています。
あれから9年。
なんやかんやで新作がコンスタントに登場していて「サイボーグ009」の名前をいつも目にできていて、今年も「サイボーグ009の日」が迎えられて、ファンとしてはうれしいかぎりです。
ただ、目下、読もうと思っている石ノ森先生の作品は、「ゴレンジャー」なんですけどね(笑)。
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