ごきげんよう、ライターの愛(@ai_writer)です。
さて、今回もアマゾンビデオで見られる個人的おすすめスーパー戦隊作品をまとめてみました。第2段です!
第1弾はこちら
Amazonプライムで見られるスーパー戦隊おすすめその7「科学戦隊ダイナマン」
第7作目の「ダイナマン」は、有尾人一族・ジャシンカ帝国の侵攻に立ち向かうダイナマンの物語。
ダイナマイトという言葉も基になった?そのタイトル通り、とにかく爆発感がすごい作品。5人の戦士の名乗りポーズのとき、いちいち爆発します。どんだけ火薬使ったんだろう。
戦士側では、「ゴーグルファイブ」でもブラックを演じた春田純一さんが続けてブラック役で出演。忍者の血を引く青年の役で変身前からキレッキレの忍者アクションを披露しています。
そして、敵側では、いわゆる美形悪役のメキド王子が登場。たぶん、スーパー戦隊では初のイケメン悪役だと思います。
さらに本格的なセクシー系悪女の王女キメラも登場。美しい女幹部はそれまでも登場していましたが、小悪魔系が全面に出ているのは、彼女が最初じゃないかと思います。
Amazonプライムで見られるスーパー戦隊おすすめその8「超電子バイオマン」
8作目の「バイオマン」。特筆すべきは女戦士が2人になったこと。女性のカラーがピンクだけじゃなくなり、イエローの女戦士が誕生しました。
その最初の女性イエローが途中交代という悲劇もありましたが、タイプの違う女戦士二人が戦うというスーパー戦隊の新機軸を確立させたことはすごく大きいと思う。
ドラマ自体は、メカ人間たちの新帝国ギアを率いるドクター・マンとバイオ粒子を浴びた5人の若者が戦い、中盤でドクターマンの息子が登場したりとわりとオーソドックスなつくり。
ただし、女戦士二人以外にも、タイトルから「戦隊」が消えたり、戦士たちに「レッドワン」などカラーと番号だけの呼び名が使われたり、対決する怪人が毎回違うのではなくジューノイド5獣士たちがかわるがわる相手をしたりと、とにかくいろいろと新機軸を開こうとしていた感がすごく強い、そういう意味でも興味深い作品です。
Amazonプライムで見られるスーパー戦隊おすすめその9「電撃戦隊チェンジマン」
9作目の「チェンジマン」でも新機軸はさらに続く。「ドラゴン」「グリフォン」など、架空の動物たちの名を冠した戦士が登場。
彼らはみな将校さんで、スーパー戦隊の中で極めてミリタリー感が強い戦隊でもあります。そして、対する悪の軍団ゴズマも星王バズーの下に様々な宇宙人が集結して帝国となった大型軍団。それだけに、幹部たちも必ずしもバズ―に絶対服従ではなく、個性的な悪役がいろいろと登場しています。
その中でも際立っているのは、副官のシーマとブーバ。最初、男の声で話すシーマにはびっくりしましたが、あることがきっかけでかわいらしい女の子へとかわっていく。そして、見た目は怪人ぽくて怖いブーバですが、最後、プライドを失わずかっこいい戦いっぷりを見せ、登場する男性陣で一番かっこいいのは彼と言ってもいいかもしれません。
この「チェンジマン」で戦隊の合わせ技として大型のかっこいいバズーカが登場し、以降も戦隊の武器の定番になりました。
Amazonプライムで見られるスーパー戦隊おすすめその10「超新星フラッシュマン」
第10作目の「フラッシュマン」はそのドラマに大きな特徴があります。それは、戦士たちがみな家族を探していること。
幼いころ改造実験帝国メスにさらわれるもフラッシュ星人に助けられた5人の地球人の若者。地球にメスの手が迫っていることを知った彼らは地球へ戻り、フラッシュマンとして戦います。果たして、5人は両親に会うことができるのか……?
ヒーロー戦隊作品であり、「母を訪ねて三千里」的なドラマでもある「フラッシュマン」。このテーマは当時、中国残留孤児の問題が社会で話題になっていたことから、織り込まれたとか。このテーマが入ったことで、ほかの戦隊ものとは異なる家族愛のドラマが描かれた作品となりました。最後の結末も戦隊シリーズの中ではかなりほろ苦い特色のある者になっています。
一方、キャスト陣はイエロー戦士・サラにアイドル出身の中村容子さん、悪の女幹部に「ダイナマン」でピンクを演じた萩原佐代子さんが起用され、かなり華やか。正義の女戦士が悪の幹部も演じたのは、萩原さんが最初だそうですが、まじおきれいでキュートな妖艶さで見とれてしまいます! 男子必見(笑)。
Amazonプライムで見られるスーパー戦隊おすすめその11「光戦隊マスクマン」
第11作目の「マスクマン」のモチーフは気功。これまでになく東洋的なパワー満載の戦士たちです。
そして、こちらもドラマに特徴がありました。「母を訪ねて三千里」だったフラッシュマンに対し、ずばりテーマは「ロミオとジュリエット」。レッド・マスク=タケルと地球人に化け美緒と名乗った地底帝国チューブの王女・イアル姫の悲恋が機軸に織り込まれています。
ただ、この二人の恋愛ドラマ、正義を守るという大義を下手したらおしのけかねないときがあって、ぶっちゃけちょっとうざくもあります。(笑)。タケルはみんなのリーダーなのに美緒が絡むとそっちに走りかねず、一方の美緒=イアル姫もちょっと女っぽすぎて同性の共感を生むかどうかは微妙で。
この作品きっての魅力は、その恋物語ではなく、むしろブルーマスクのアキラくんです。
広田一成さんが演じたメンバー最年少の彼は、小柄で少年ぽいのに、アクションは本格的。当時女子たちにも人気がありました。女子なら一見の価値あり。イケメン特撮俳優の走りだと思います。
まとめ
今回は5作品を紹介しました。
前回の最後に紹介した「ゴーグルファイブ」あたりから、また戦隊シリーズが健康的な男女のチームになり、その健康的なチームの枠の中で、より子供たちになじんでもらうようにとかドラマ性をもたせるようにとか、いろいろと試行錯誤をしてきたのが、順を追ってみていくと伺えます。
今回紹介した中で、個人的に好きなのは「バイオマン」と「チェンジマン」。
「チェンジマン」は伝説獣をモチーフにしたところがまず好きだし、シーマ、ブーバをはじめとする悪の組織のドラマ性も見ごたえがある。
「バイオマン」は、ほんと個人的事情なのですが、この作品を大人になって改めて見てブログに書き出したら、いろいろ反響があって、それ以来、特撮がより好きになっていろいろ書くようになった、私に「きっかけ」を作ってくれた作品なので、思い入れがあります。
「バイオマン」以降の作品にくらべるといわゆるドラマ性は薄いのですが、だみ声の戦士・グリーンツーとか戦闘シーンがかっこいいメッサージュウとかよく見ると味わい深いのがわかります。
スーパー戦隊作品紹介は一応今回でおしまい。
また、心が動く作品があったときに改めて紹介させていただればと思います!
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