【ヴァイオリン・ミッション】発表会で演奏者として成長するということ

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ごきげんよう、ライターの愛(@ai_writer)です。

レッスンを受けているヴァイオリンのお教室の発表会が無事終わりました。

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私は今年は、ベートーヴェンのヴァイオリンソナタ1番の1楽章を弾きました。

ベートーヴェンらしい、明るくダイナミック、なおかつ繊細で美しい曲。
レッスンの際、師匠からもいろいろお話をいただきましたが、この圧倒的な力強さとこのうえなく繊細なところが同居しているのが、まさにベートーヴェン。

いろいろ、むかつくことも多い作曲家ですが(笑)、彼の「らしさ」が圧倒的多数に愛される理由はよくわかります。
この力強い美しさには、何物もかなわない。

オーケストラの演奏会も、ヴァイオリンの発表会も何度も舞台を経験しました。

その中で学んだのは、「本番で最高の演奏ができると思ったら大間違いだよ」
ということ。

練習も体調も楽器も万全のコンディションで本番にのぞめたらいいけれど、そんな素敵な本番、これまでの演奏生活の中で数えるほどしかありませんでしたよ。

むしろ、本番の舞台って魔物がいるのが当たり前と思ったほうがいいと、痛いほど学びました。

なにせ、今回の発表会、会場に到着して楽器ケース開けたら、弦が切れてましたから。

弦そのものは、スペアを常備しているので、会場で張り替えました。
ただ、弦て張り替えた後、音がなじむまで、それなりに時間を要するものなので、もう、この時点で、本番で楽器が十分にいい音しないとあきらめるしかありませんでした。

ちなみに、5月の演奏会本番でも、重要なところで肩当てが落ちて、肩当てなしで弾く羽目になりました。

はい、人生なんて、こんなもんなんですよ。

とはいえ、
肩当てが落ちても、とっさの判断で肩あてなしで弾ききり
弦が切れても、きちんとスペアを常備していたおかげで、すぐに張り替えて演奏した。

ということができるようになっている自分は、ほめていいかな。

演奏者として成長するって、そういうことも含まれていると思います。

年に一度の発表会。
ほんと、一人で弾くのは得意じゃないし、プレッシャーまみれですが、こういう場があるから、成長できる。

というわけで、自分にお疲れ様でした。

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田下愛 | note

フリーライター。「ねとらぼエンタ」「シネマズby松竹」「リアルサウンド」などで、漫画・音楽・映画を軸に執筆しています。ブログ:https://startofall.com/

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この記事を書いた人

映画、音楽、文房具をこよなく愛するフリーライター。趣味はヴァイオリン。
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