ごきげんよう、ライターの愛(@ai_writer)です。
先だって、「MIZUTAMA」の記事のためにべらべら語ったこともあり、「セーラームーン」熱が高まり、「美少女戦士セーラームーンCrystal」を全話見たので、感想を書いてみようと思います。
ちなみに「MIZUTAMA」の記事は以下のもの。
愛とツッチーのオタトーーク 第3回「美少女戦士セーラームーンのキラキラときめく世界」|田下愛(サブアカ)|note
※この記事は投げ銭方式です。課金せずとも最後まで読むことができます。 「MIZUTAMA」編集部の愛とツッチーです。 マンガやアニメが好きな二人が好き勝手に語りつくすオタク系コンテンツ会議【愛とツッチーのオタト―――ク】。 第3回は女子の人気アニメの定番「美少女戦士セーラームーン」です! 「美少女戦士セーラームーン」とは …
原作にほぼ忠実な物語 孤独を抱えた少女たちを癒し扉を開くプリンセス・うさぎ
私は、「セーラームーン」は原作も旧アニメも両方見ていまして、双方の違いもそれなりに受けれていたんですが、「美少女戦士セーラームーンCrystal」は、原作にほぼ忠実に作られたアニメーションだなというのが、第一印象でした。
MIZUTAMAの「愛とツッチーのオタトーク」をやったとき、オタク編集仲間のツッチーが「セーラー戦士たちははみんな孤独なんですよ。悲しみを抱えながら、それぞれ戦っている」と話してくれたんですが、登場する戦士たちの多くが悲しみを背負って戦っています。
・秀才であるがゆえに、周りから浮いてしまっている亜美ちゃん(セーラーマーキュリー)
・霊感が強いことで気味悪がられ、大人たちから誤解を受けるレイちゃん(セーラーマーズ)
・大柄で怪力なため、不良のレッテルを貼られてしまうまこちゃん(セーラージュピター)
・戦士たちのリーダーという責任感を一人で抱え込んでしまう美奈子ちゃん(セーラーヴィーナス)
さらにシリーズが進んで登場するちびうさ、セーラーウラヌス、セーラーネプチューン、セーラープルート、そして、セーラーサターンらもそれぞれ悲しみと孤独を背負っています。
そんな彼女たちの心を癒して孤独な扉を開くのが、主人公のうさぎちゃんことセーラムーンこと月のプリンセスことネオクイーンセレニティ。
旧アニメではとにかくはちゃめちゃおバカな女の子でしたが、「Crystarl」では、明るくてちょっとおバカなドジっ子ではあるけれど、周りの人たちに分け隔てなく接する優しさ、運命の恋人であるタキシード仮面こと地場衛への愛情などの彼女のよいところがより丁寧に引き出されたドラマになっています。
なので、旧アニメでは「プリンセスにしちゃ、おバカすぎないか…」という目で見てしまうこともあったうさぎ、「Crystal」では、まさしく彼女はプリンセスだと素直に思えます。
明るく優しく、涙もたまにあるけれど、ピンチでもあきらめないでピッと凛々しく立ち向かう、まさに可憐な乙女のポリシーを持っている女の子です。
波乱続きのドラマが少し不憫に思える
1年単位でそれぞれのシリーズを放映していたので、原作だけではエピソードが足りずいろいろ足していた旧アニメに対し、原作にほぼ忠実で第1期~3期まで、おおよそ13話前後のドラマになっている「美少女戦士セーラームーンCrystal」。
原作に忠実ですっきりさらっとドラマが進むのはいいのですが…話数が短いだけに、うさぎたちがずっとひたすら戦っているようなイメージがあります。
1期、2期、3期、それぞれ最後には敵を倒して大団円となるのですが、やっと平和が訪れた…と思ったら、すぐにまた何か起こりそうな気配がして。
これじゃ、うさぎたちは気が休まらないだろうなあ、えらくヘヴィな中学生時代を送っているなあと、なんだか少し気の毒になってしまった。
旧アニメでは、敵と戦うのとは別に、うさぎちゃんたちセーラー戦士が集まって遊んだり、はしゃいだり、それなりに友情を謳歌するエピソードもそれなりにあったので、「Crystal」で、ほんの少しそういうエピソードがプラスされていてもよかった気がします。
ちなみに、旧作では特に好きな女の子とかいなかったのですが、「Crystal」ではセーラジュピターことまこちゃんが好きになりました。
一見不良っぽいカッコよさがあるけれど、素顔はお料理上手で手芸もできて、植物が好きで誰よりも乙女チック。「あたしんち遊びにおいでよ」とみんなを招待しておもてなししているらしき描写もあって、面倒見のいいお姉さんて感じのいい子だなあと思います。まこちゃんとお友達になりたいです。
タキシード仮面について思うこと
ヒロイン・うさぎの恋人であり、本作のヒーローであるタキシード仮面こと地場衛。
旧アニメでは、正直、ちょっとはまれませんでした。
タキシードに仮面というちょいと前時代的な衣装、赤いバラをやたら用いてキザなセリフを吐く、なんつうかベタすぎるキャラが気恥ずかしいというか。
「Crystal」ではベタさが緩和されてキザなセリフでかっこつけることもないクール系のキャラになっていたので、旧アニメよりは受け入れやすかったです。
ただね。
でもね。
やっぱり思うのです。
セーラー戦士たちは、アイテムを使って変身してますが、タキシード仮面は、たぶん自分で着替えてますよね。
わざわざあんな恰好を自分でして、わざわざあんな仮面を自分でつけて、「タキシード仮面」なんて名乗っちゃって。
彼は自分のやっていることが気恥ずかしくないんだろうかと、どうしても思ってしまうんですよ。
だから、旧作よりは受け入れつつも結局はまることはありませんでした。
やっぱり、はるかさんのほうがかっこいいかなあ。
第4作「デッド・ムーン」劇場版が楽しみ!
「美少女戦士セーラームーンCrystal」第4期「デッド・ムーン」編は、劇場版になることが発表されました。
私、旧アニメでは、はるかさん、みちるさんが出てきたあたりで徐々に離れていったので、「デッド・ムーン」編は話もよく知らないので、映画が公開されたら何らかの形で見たい。
とりあえず、その前の作品の予習はすべて終わったので(笑)、楽しみにしています!
最後に、ツッチーからもらったセーラームーンのコンパクト型チャームのお写真。かわいすぎてお気に入りです
「月の光は愛のメッセージ」