「サイボーグ009」1979年アニメが無料配信されています。めちゃくちゃ面白い!

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サイボーグ009 1979 DVD-COLLECTION Vol.1
サイボーグ009 1979 DVD-COLLECTION Vol.1

ごきげんよう、ライターの愛(@ai_writer)です。

私が石ノ森章太郎先生が好きになったきっかけは「サイボーグ009」のアニメでした。。
今でも石ノ森先生の作品では、「009」が一番好き。

今年は、「009」の50周年記念の年だということで、その記念として「みんなの声をひとつに」というプロジェクトサイトが立ち上がっているのですが、
素晴らしいことに、「サイボーグ009」のアニメ(1979年版)をユーストで無料配信してくれているのです。

この1979年版アニメ、これを見て私は009のファンになりました。
リアルタイムで見たわけではなく、だいぶ時間がたってから、再放送かなんかで見たのですが、異なる力を持つ9人の戦士たちがそれぞれの能力を発揮して戦う物語が、すごく面白かった。
それから、原作コミックも読むようになり、マンガもアニメも含めて「サイボーグ009」は、ずっと大好きな作品です。

そのきっかけをくれた1979年版アニメ、第1話を久しぶりに見て、うーわ、やっぱりめちゃくちゃ面白いよとしびれんばかりでした。

人間たちを脅かす危機が訪れているのを001が予知したことで、それぞれの生活に戻っていたサイボーグたちは再び集結。ひとときの幸せに別れを告げて新たな敵に立ち向かっていく彼ら。
怪力で仲間を守る005、全身に仕込まれた武器を発射する004、海へもぐり戦う008、鳥に変身して仲間を運ぶ007、火を噴く006。
彼らがそれぞれの力を駆使するシーンは鳥肌もんでした。
そう、これぞ集団ヒーローのあるべき姿です。

「009」は、実は仕事でもずっと追いかけさせていただいてる作品です。

ライターになってから、マンガについて書く仕事をずっとさせていただいているのですが、それが本格的になってきたのがちょうど2009年の「009イヤー」でした。
この年、「サイボーグ009」はいろいろと活発な動きがあり、私もイベントを取材させていただいたのですが、それをきっかけに改めてこの作品の面白さ、そして、石ノ森章太郎先生のすごさを知りました。
それから、「009」については、いろいろと記事を書かせていただいてきています。

マンガや特撮で、たくさんのロボット、サイボーグ、そして改造人間を描いている石ノ森先生ですが、石ノ森先生の描く彼らには、いつも悲しみがある気がします。
人間ではなくなった悲しみ。戦う宿命から逃れられない悲しみ。
いわゆる改造ではなく、もともとロボットだった「ロボット刑事」の主人公のKを見たときも、あ、これは石ノ森先生の描く悲しみのあるロボットの顔だ、と感じました。

石ノ森先生の描く戦士たちは、みな好き好んで戦うのではない。彼らは単なる戦闘マシーンではありません。
彼らは皆、悲しみをこらえて戦いという運命に立ち向かっているのです。
だからこそ、痛快でありながらも、重厚で深いドラマになる、それが石ノ森先生のマンガのすごさです。

「サイボーグ009」は石ノ森先生のライフワークだったそうですが、私も「009」と石ノ森先生の仕事を追いかけることを、できたら、ライフワークにしたいのです。それが夢の一つ。

1979年版アニメ「サイボーグ009」ですが、今、10話まで配信されてます。
そのうち、1~3話は、18日(金)で終了とのことなので、見たい方はお早めにどうぞ。

サイボーグ009 (第1巻) (Sunday comics―大長編SFコミックス)
石ノ森 章太郎
秋田書店
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この記事を書いた人

映画、音楽、文房具をこよなく愛するフリーライター。趣味はヴァイオリン。
執筆、取材等のご依頼はお問い合わせからか、startofall@gmail.comまでご連絡ください。