アイデンティティは仕事で作り出せ

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けっこう前の話だけど、プライベートの対人関係で嫌なことがあって、どうしようもなく落ち込んだ時があった。

振り返れば、しょうもないことだったなあと思うし、正直悩んでいる最中もしょうもないことなのは薄々わかっていた。それでも、悩みの渦の中にいるときはなかなか吹っ切れなくて、うじうじし続けていた。

しかしである。

落ち込んでても仕事しないといけないので、仕事を始めた。

すると、目の前の原稿に集中していたら、次第に悩みのことは忘れて、原稿をどうやってよくするか?ということしか考えなくなっていた。

そして、原稿を無事に書き上げた時は、よくやった私!という感じで晴れ晴れとしていた。気づけば、悩んでいたことはどうでもいい小さなことになっていた。

この体験があってから、自分のアイデンティティは仕事にあって、このアイデンティさえあれば、大丈夫だと思えるようになった。

仕事はすごく大変な時も多い。やっている最中に挫ける。でも、私は自分の仕事が好きだし、仕事を頑張ってやり遂げよう…と自分を信じることを捨てないようにしている。

自分を信じて集中する。これが人を強くしてくれるのかもしれない。

だから、自分がしょうもないことで落ち込んでるな…と感じるとき、私は仕事に集中する。

これってワーカホリックと紙一重かもしれない。でも、それでも私にとって仕事はかけがえのないものであり、自分のアイデンティティ。それは間違いないのだ。

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この記事を書いた人

映画、音楽、文房具をこよなく愛するフリーライター。趣味はヴァイオリン。
執筆、取材等のご依頼はお問い合わせからか、startofall@gmail.comまでご連絡ください。