けっこう前の話だけど、プライベートの対人関係で嫌なことがあって、どうしようもなく落ち込んだ時があった。
振り返れば、しょうもないことだったなあと思うし、正直悩んでいる最中もしょうもないことなのは薄々わかっていた。それでも、悩みの渦の中にいるときはなかなか吹っ切れなくて、うじうじし続けていた。
しかしである。
落ち込んでても仕事しないといけないので、仕事を始めた。
すると、目の前の原稿に集中していたら、次第に悩みのことは忘れて、原稿をどうやってよくするか?ということしか考えなくなっていた。
そして、原稿を無事に書き上げた時は、よくやった私!という感じで晴れ晴れとしていた。気づけば、悩んでいたことはどうでもいい小さなことになっていた。
この体験があってから、自分のアイデンティティは仕事にあって、このアイデンティさえあれば、大丈夫だと思えるようになった。
仕事はすごく大変な時も多い。やっている最中に挫ける。でも、私は自分の仕事が好きだし、仕事を頑張ってやり遂げよう…と自分を信じることを捨てないようにしている。
自分を信じて集中する。これが人を強くしてくれるのかもしれない。
だから、自分がしょうもないことで落ち込んでるな…と感じるとき、私は仕事に集中する。
これってワーカホリックと紙一重かもしれない。でも、それでも私にとって仕事はかけがえのないものであり、自分のアイデンティティ。それは間違いないのだ。