ごきげんよう、ライターの愛(@ai_writer)です。
ええ、「POWER RANGER S.P.D」と「5年3組魔法組」の配信が終わってしまい、
下手したら、ロスになるかと心配したワタクシでしたが、そんなことありませんでした。
なぜなら、「忍者キャプター」を楽しんでいるからさ!
私、この作品、今回の配信で初めて知ったんですが、すごく面白いですね。
あらすじ
日本征服をたくらむ風魔党。それに反対した忍者・出雲大介は抜け忍に。
風魔に追われているところ天堂無人に助けられ、彼が結成した「忍者キャプター」に加わり、風魔の野望を阻止するために立ち上がるのだった…
7人の忍者戦士の七様のグラデーションが素晴らしい
この作品で何より感心したのは、7人の戦士のキャラがきちんと七様であること。
複数の戦士が戦う特撮ものって、3~5人が定番。
7人て聞いたとき、多すぎるんじゃないかな、これだと何人か手抜きキャラクター出るんじゃないかなと正直思いました。
しかし、この作品は、素晴らしいことにそんなことはありませんでした。
火忍キャプター7・出雲大介は、冷静で熱きリーダー
風忍キャプター6・泉敬太は、無鉄砲な中学生
金忍キャプター5・大山昇は、メカに強い高校生
土忍キャプター4・黒川団は、怪力自慢の大男
花忍キャプター3・桜小路マリアは明るい女の子
水忍キャプター2・四条左近はクールな武人
雷忍キャプター1・袋三郎兵衛は人情あふれる陽気なおじさん
多少、キャラが立っている・立っていないの差はあれど、
7人のキャラがしっかり描き分けられていて、持ち回りもそれぞれ違う。
戦闘シーンでも、それぞれが独自の武器で個性的に戦っていて、楽しいです。
それぞれ、戦闘服のカラーも違う7人の忍者。
並んだときのグラデーションもいい感じです。
潮健児さんが、正義の戦士をやっているのが嬉しい!
忍者キャプターの7人の中で、ひときわキャラが立っているのが最年長の雷忍キャプター1・袋三郎兵衛。
演じる潮 健児さんは、「仮面ライダー」の地獄大使や「バトルフィーバーJ」ヘッダー指揮官(作品の初期のみ)など、特撮の悪役俳優として名高い方です。
これまで、私が見た特撮でお見かけするときは、たいがい嫌な役ばかりやってらしたので、
(「ジャッカー」のクライムボスとか「魔法組」のいじわるなじいさんとか)
そういう役をこなす方とばかり思っていたら、「忍者キャプター:」では、正義の忍者役。
潮さんが正義の役をやっている!というのを見ただけで、すごく嬉しくなっちゃいましたね。
しかも、潮さん演じる袋三郎兵衛明るくて涙もろくて人情味あふれる非常に魅力的なキャラクター。
ヒーローものではめずらしいおじさんの戦士ですが、きちんとした大人がいるチーム編成ってなんだか、ほっとする。
中学生の風忍や金忍が無茶をしても、リーダーの火忍、そして「保護者」の雷忍がちゃんとフォローしていて、いいチームです。
7人だからこそ痛快さが失われない
作品の主役・忍者キャプター7を演じ伴大介さん(当時は伴 直弥さん)は、「キカイダー」の主役や「バトルフィーバーJ」の二代目コサックなどで有名ですが、顔立ちがきりっとしていて、シリアスなヒーローが非常にはまる方。
「忍者キャプター」は、特撮物としては痛快路線の作品ですが、
もしも、もっとメンバーが少なかったとしたら、伴さんのシリアスな雰囲気が変に目立って、作品が重たくなってしまったと思う。
実際、「バトルフィーバーJ」なんかは、そうだった。二代目コサックが加入してから、
番組の軽快さが減ったように私は感じました。
ただ、この「忍者キャプター」は、メンバーが多く、しかも番組の痛快さを盛り上げるメンツがそろっているので、伴さんだけが目立つことなく、すごくバランスがいいです。
そして、その中でも、伴さんとともに年長者のリーダーとしてチームをまとめている潮さんのキャラが特に素晴らしいのです。
思い起こせば、日本の特撮の父・石ノ森章太郎先生の「サイボーグ009」は、
9人の戦士が活躍する物語だった。
人数が多くても、描き分けることは、全然可能なのだなあ。
「忍者キャプター」は40話前後はあるみたいなので、とりあえず、しばらくロスになることはなく、年越しまで特撮が楽しめそうです。
よかったなあ。
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