デビルマン夜話~第4夜:永井豪作品に映える勝気なヒロイン

デビルマン夜話

ごきげんよう、ライターの愛(@ai_writer)です。

永井豪先生の代表作「デビルマン」について自分勝手に語りつくす「デビルマン夜話」

今夜はアニメ「デビルマン」第4話を語ります。

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TVアニメ第4話「魔将軍ザンニン」あらすじ

ゼノンは、本来デビルマンの役目であった。人間界を滅ぼす役目を魔将軍・ザンニンに引き継がせる。司令官となったザンニンは人間界に妖獣ベトラを送り込んだ。

バイクで走っていた明と美樹は人気の女優がみなにサインしているところに出くわす。美樹の弟の健作、明たちが通う学校の高等部のアルフォンヌ先生もサインをもらって喜ぶが、授業中、健作が持っていたブロマイドのサインが突如クモに変わる。クモが身体の中に入ると、健作は暴徒化し、担任のミルク先生に襲いかかる

同じく、アルフォンヌ先生も突如校長や美樹を襲う。美樹を助けた明は、これはデーモン族の仕業に違いないと気がつく。

自分や美樹の周りで騒ぎを起こすのをやめさせようとべドラに立ち向かうデビルマン。しかし、べドラに逃げられてしまう。その後、ザンニンから「今一度やりなおせ。デビルマンが邪魔なら殺せ」と命を受け、再び人間界へやってきたべドラは警官に化けて牧村家に入り込み……

【愛’s コラム】永井豪作品に映える勝気なヒロイン

今回から、魔将軍・ザンニンが登場

悪の幹部というのは古今東西、和洋折衷いろんなタイプがいますが、このザンニンはとりあえず「ヒステリック」なタイプらしい。

この回、何が怖いって、任務に失敗したべドラに怒りくるったザンニンが鞭で思い切り叩くシーンがとにかく恐ろしくて。

それも、部下が失敗をしたせいで、自分がゼノン様に顔向けない…と、非常に自分勝手な怒りをぶつけているわけで。

悪の幹部としてはあまり誇り高くない、好かれないタイプのほうである気がしましたね。

今回、ゼノンがザンニに課した役目は、その役目はデビルマンの抹殺ではなく、人間界に災いをなすこと。

なぜ、デーモン族が人間を葬りさろうとするのか、その原因ともいえるデーモン族の歴史が今回、ゼノンの口から語られていますが、かって繁栄を誇ったデーモンたちの姿というのが、ほんと、ダンテの「神曲」を思わせる恐ろしい甘美なさまというか。
子供向けアニメでも当時はこんな風にやってたんだというのが、なんとも興味深いです。
(ちなみに、私、「神曲」は大学時代の講義でかろうじて、最初から最後までかじりはしました…)

今回の刺客は、あやしげなクモを放ち、そのクモが中に入った人は、顔が青くなり他人を襲いだす…という力を持つべドラ。

今まで同様、デビルマンはまたも決して正義のために戦うつもりはなく、べドラについても、
「(人間界を)かき回すのは勝手だが、この辺りだけはごめんこうむる」
と、あくまでも美樹を危ない目に合わせたくないという、個人的感情で、悪事をやめさせようとします。

そして、デビルマンとの対決で逃げ出したべドラは、ザンニンに怒られ、結局デビルマンを殺すべく、牧村家にやってくる。

まだ、4回目ですが、すでに相当この一家はあれこれ恐ろしい目にあっていて、なんとも気の毒です。

ただ、今回、ザンニンやべドラよりも誰よりもキャラがたっていたのは、ずばり、健作のクラスの担任のミルク先生!

元全日本女子レスリングのチャンピオンという経歴を持つミルク先生は、突如襲いかかる健作にパイルドライバーで応戦。

美人でグラマーしかも強い! おそらく雑魚のデーモンくらいならけちらせてしまうであろうミルク先生がとても素敵でしたね。

永井豪先生は、勝気なヒロインを描くのがつくづくうまいなと思います。
さやかさんにハニー、美樹ちゃん、雪子姫など、魅力的な女の子をたくさん生み出していらっしゃるけれど、みんな、男をやっつけちゃうくらいの強気なとこがあって、お色気があって、でもかわいらさしさも決して失われてない。

今回は、美樹ちゃんとはまた違う魅力を持つ勝気なミルク先生が、お話に華を添えていました。

健作くんとアルフォンヌ先生もお笑い担当としてサインをねだったり、裸になったり、女性に襲いかかったりの活躍。
「デビルマン」は、そもそもの扱っているテーマは非常に怖いだけに、こういうギャグ担当は、作風が恐ろしいばかりにならないためにほんと大切な存在。彼らが出てくると、怖さが薄れるし、少し気を抜いて見れる場面になるのがありがたいです。

今回のツッコミどころ

ミルク先生のお名前は、明くんのセリフで判明するのですが、私最初「みゆき先生?」と勘違いしかけました。

ミルクとは、苗字なのか名前なのか。名前だとしたら、けっこうなキラキラネームですよ。
昭和時代なのに。

アルフォンヌ先生もはたして、どこの国のお生まれなのだろうか。

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田下愛

フリーライター 得意なのはオタクコンテンツとクラシック音楽。「ねとらぼエンタ」「シネマズby松竹」など、多数のメディアで執筆中。ときおりビジネス系のお仕事もしています。 執筆、取材等のご依頼はお問い合わせからか、startofall@gmail.comまでご連絡ください。