ごきげんよう、ライターの愛(@ai_writer)です。
ミネラルファンデーションを使いたい人が、製品を選ぶときに気になる問題に、
・酸化チタンはナノ粒子かどうか
・酸化チタンはコーティングしているのか
というのがあると思います。
この2つについては、各メーカーで見解が微妙に異なっていて、それだけに対応がまちまちなんですよね。
ということで、今回、私が調べられる限り調べて、主要なミネラルファンデーション・ブランドが酸化チタンについてどのようにしているのかをまとめてみました。
主要ミネラル・ブランドのナノ粒子・酸化チタンのコーティングへの対応
エトヴォス
ナノ粒子の酸化チタン:不使用
酸化チタンのコーティング:あり
トゥヴェール
ナノ粒子の酸化チタン:不使用
酸化チタンのコーティング:あり
オンリーミネラル
ナノ粒子の酸化チタン:不使用
酸化チタンのコーティング:なし
ヴァントルテ
ナノ粒子の酸化チタン:一部不使用?
以下の商品は「ナノ粒子不使用」とHPで確認できました。
・ミネラルシルクファンデーション
・ミネラルシルクコンシーラー
・ミネラルルージュ
酸化チタンのコーティング:あり
24Hコスメ
ナノ粒子の酸化チタン:一部使用
以下の商品は「ナノ粒子を使用」とHPで確認できました。
「プレミアム ミネラルファンデーション」
「ナチュラルベースエッセンス」
「プレミアム ナチュラルベースエッセンス」
「24h UVベースローション」
「プレミアム UVベースエッセンス」
以上の商品以外はナノ粒子使用はなし。
酸化チタンのコーティング:一部コーティングあり
以下の商品は「コーティングあり」とHPで確認できました。
「24h スティックカバーファンデーション」
「プレミアム スティックカバーファンデーション」
「プレミアム カバー&エアリィ ファンデーション」
「プレミアム エターナルモイストファンデーション」
「ナチュラルベースエッセンス」
「プレミアム ナチュラルベースエッセンス」
「24h UVベースローション」
「プレミアム UVベースエッセンス」
「シルキーエアヴェール ミネラルファンデーション」
「24h コンシーラUV」
「24h カラーコンシーラUV」
MIMC
ナノ粒子の酸化チタン:一部使用
ナチュラルホワイトニングミネラルパウダーサンスクリーン (春夏限定)
美白ルースパウダー (秋冬限定)
は、ナノ粒子を使用しているとのこと
酸化チタンのコーティング:?
「ミネラルクリーミーファンデーション」は酸化チタン・酸化亜鉛共にコーティングしていないという表記あり。他はわからず。
以上、6ブランドについては、HPなどを調べて、このようになっているのがわかりました。
これ以外に、レイチェル・ワインとベアミネラルも知りたかったのですが、HPで酸化チタンについての記載を見つけられなかったので、そのうちお問合せしてみようと思います。
ナノ粒子・酸化チタンの危険性とは?
まず、ナノ粒子の酸化チタンが肌に及ぼす危険性を改めておさらいすると…
酸化チタンはナノサイズになると肌の奥に浸透して、それで、酸化チタンに入っている危険な成分も体内に吸収してしまう恐れがあるということ。
ただ、これは本当に危険なのかどうか世界的にもはっきりとした確証が出ていないようです。
それだけに、使うか使わないかというところで、各ブランドでもいろいろ考え方があるようで、ナノ粒子だけれど、その中でも大きいサイズを使う…といった策をとっているところもあるみたいです。
続いて、酸化チタンのコーティングについて…
こちらもなぜ必要かというと、酸化チタンは紫外線を浴びると活性酸素が出て、肌を酸化させてしまう恐れがあるということ。
ただ、これも、だからコーティングしたほうがよいと考えるブランドと、酸化は心配するようなレベルではないので、コーティングのために余計な添加成分を入れたくはないと考えるブランドがあるようで。
ということで、酸化チタンの安全性や使用方法については、まだ本当意見が分かれるところなのです。
なので、どうとらえて何を選択するかは、使う人の捉え方・考え方で決めていくしかないわけで。
酸化チタンの問題は迷うけれど、自分の力で考えて選択していく
私はミネラルファンデーションが大好きなのですが、この酸化チタン問題のせいで、ミネラルファンデーションを買いたすとき、今度はどれを使おう…と今だに迷ってしまうのです。
安全性を第一に考えるなら、ナノ粒子不使用・コーティングありを貫いているエトヴォスやトゥヴェールがいいと思うのです。
思うのですが。
私の場合、ミネラルファンデのデビューは、オンリーミネラル。
その後、より安全性を求めてエトヴォスを使いだしたのですが、エトヴォスのタイムレスミネラルを使ったとき、「なんかぼてっとするなあ」という決してよくはない第一印象だったのです。
つけているときの軽さや、つけたときの艶や仕上がりなんかはオンリーミネラルのほうが全然いいなあと思いました。
トゥヴェールのファンデーションも一度使ってみたのですが、悪くはないのですが、なんかぼてっとして艶も少なくて垢抜けないなあ…という印象で。
誤解しないでほしいのですが、まったくダメとかじゃないんです。ファンデーションとして一定のレベルには達しているんだけど、ただ、使って肌がすごくよく見える!という感じが期待していたより少なくて。
なので、使っているときに今一つテンションが上がらなくなってしまいまして。
お化粧って、そもそも美しくなりたいってのと、華やぐ気持ちになりたいからするものだと思うんですよね。
だから、安全であっても、華やかにテンション上がらないものを使ってまでするのもなあ…と思ってしまって。
かといって、安全性に不安があるものを使い続けるのも、それはそれで心配が心から消えず、精神衛生上よくないわけで。
そんなこんなで、ファンデーションを買い足すとき、エトヴォスが安全だけどオンリーミネラルにしちゃおうかな、でもコーティングがなあ…みたいな優柔不断をいつも繰り返している最近です。
だもんで、正直、酸化チタンの危険性については、知らなきゃよかった…と思ったこともありました。
とはいっても、知ってしまったわけですから、しょうがない。
ただ、実際、知らなければそのほうがいいのかっていうと、そんなことはもちろんなくて。
私の場合、この酸化チタンの問題を知ったことをきっかけに、化粧品の成分や安全性について詳しく調べて知るようになり、メイク用品もスキンケア用品もきちんと成分を調べてから買うようになった。
あと、つけたときにぼてっとしてしまうファンデーションを使ったからこそのよいことも実はありました。
きれいにつかないということは、つけ方を変えてみるといいのかなと思って、スポンジではなくブラシでつけてみることにしたら、案の定、そのほうがふんわりとしてぼてっとしないでファンデーションがつくのがわかりました。
じゃあ、いいブラシを使ったらもっとよくなるかなと思って調べて、熊野筆にたどりついて、道具を変えるとメイクが変わることにきがついて、ブラシにもこだわるようになったら、素敵なブラシが集まってきたのです。
というわけで、ミネラルファンデーションを通して、いろいろと困ったり悩んだりもしたけれど、それを経て化粧品に対する私の意識はすごく大きく良い方向に替わったんですよね。
なので、酸化チタンについても知ったからこそつらいけれど、知ったからこそ気を付けることもできると、前向きにとらえて、これからも迷いつつ、自分で考えて決めてやっていくしかないかなと思ってます。
ミネラルファンデーショの、安全性にこだわるがために、どれを選ぶのか本当に迷ってしまう私みたいな方が、他にもいるのではないかと思うので、今回、まとめてみたものが、迷った方のお役に立てたら幸いです。