デビルマン夜話~第6夜:怪奇モンスターと八百屋お七

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デビルマン夜話

ごきげんよう、ライターの愛(@ai_writer)です。

永井豪先生の代表作「デビルマン」について自分勝手に語りつくす「デビルマン夜話」~

今夜はアニメ「デビルマン」第6話を語ります。

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「デビルマン」TVアニメ第6話「ロクフェルの首」あらすじ

ゼノンからデビルマン討伐をを命じられた妖人ロクフェルは、ザンニンに従うのを嫌い、単独で人間界へ潜入する。

牧村研究所では、日本橋の工事現場で発掘された女性の骸骨の顔の再現を試みていた。

ある晩、研究所に忍び込んだロクフェルは骸骨の首にやどり、作業員を襲う。

その後、巨大化し牧村博士の前に現れるロクフェル。

偶然通りかかった明がデビルマンに変身して戦い蹴散らすも、その後、復讐を誓うロクフェルは美樹と健作が応援に来ていた野球場を襲い……

【愛’s コラム】怪奇モンスターと八百屋お七

いや、今回は怖かったけど、面白かった!

妖人ロクフェルの怪奇っぷりが、これまでの妖獣たちと一味も二味も違っていた。

ちょっとした怪奇映画を見ているような味わいがありました。

人間界にやってきたロクフェル。その人間体は大柄なあやしげな男。この姿がもう外国映画みたい。

日本橋で発掘された少女の骸骨から顔を再現しようとしている牧村研究所。記者たちの前で発表すると、「ひょっとすると八百屋お七かも」という声が上がります。
ここが伏線です。

骸骨を利用して、研究員を襲うロクフェル。夜の暗闇の中で少しずつ忍び寄る感じも昔ながらの怪奇映画の雰囲気たっぷり。

そして、研究員を襲った後、車を走らせていた牧村博士の前に、巨大化したロクフェルが現れるんですが、彼は研究所にあった骸骨用の女性のかつらをかぶり、道路や人を焼き払う。

そう、ここでのロクフェルは、
怨念を持ち、火事を起こして江戸の町を焼こうとしている
まさに八百屋お七なんですよね。

これ、またなんと粋な演出かと感心しちゃいましたよ。

和洋折衷の昔ながらの映画や物語のテイストが入り混じるロクフェル。

見た目も戦いっぷりも、本当に恐ろしいんですが、どこか風情や情緒があって。

怖くてたまらなかったんですが、興味深く見守った回でした。

今回のツッコミどころ

学園で、あいもかわらず喧嘩する明と氷村。
サッカーで氷村がボールに触れたと怒る明に対し、「「こんな具合に触ったってのか?」と、女の子に手を触れる氷村ですが、
それを見て、明はさらに「俺のやりたいことを、よくも先にやりやがったな!」と怒ります。

怒るポイント、そこかよ

明くん、やりたいかもしれんが、そんなことしたら、間違いなく美樹ちゃんに嫌われるよ。

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この記事を書いた人

映画、音楽、文房具をこよなく愛するフリーライター。趣味はヴァイオリン。
執筆、取材等のご依頼はお問い合わせからか、startofall@gmail.comまでご連絡ください。