ごきげんよう、ライターの愛(@ai_writer)です。
所属しているオーケストラの演奏会が1月17日(日)無事終了いたしました。
今回、メインプログラムだったのは、シューマンの交響曲第2番でした。
シューマンの交響曲とは…
ロベルト・シューマンという作曲家は、個人的には、小作品で才能を発揮した作曲家だと感じています。
シューマンと聞いて、多くの人が思い浮かぶのは、歌曲「女の愛と生涯」や「トロイメライ」ではないかと思います。これらは、確かに本当に素晴らしい名曲。
一方、シューマンの交響曲となるとどうでしょうか?
彼が書き上げた4つの交響曲のうち、私は3作品を演奏しましたが、どれも、テーマがぼやけていてはっきりしないな…という印象があります。
もちろん、その中にはとても美しいメロディもいっぱい含まれてて、素敵だと実感する部分も多々あるんです。
でも、どんな曲?と聞かれたときに、明解な説明がしづらいし、実際、弾いてみても、つかみにくくて。
正直、シューマンに関しては、圧倒的に好きなのは小作品のほうだと、交響曲をやるたびに思ってしまう私です。
しかしです。
シューマンの交響曲第2番、演奏してみて、そのよさもしっかりと私は実感いたしました。
シューマンの2番はゲルマン民族らしい誇り高さのあるスマートな交響曲
シューマンの交響曲第2番は1楽章や4楽章には、明快かつ誇り高い響きがあり、ああ、これが誇り高きゲルマンの成せる音楽なんだなあと実感。
そして、演奏していて、とにかく実感したのが、オーケストレーションがスマートということ。
私はベートーヴェンやブラームスの交響曲が好きなんですが、演奏するとき、ベートーヴェンやブラームスはとにかく疲れるし、うざい(笑)。
ベートーヴェンは、ダイナミクス(強弱表現)が多すぎる。そして、ブラームスは臨時記号が多すぎる。
楽譜を見ているとき、あまりにたくさんの記号が出てくるので、「え、何々?」「ええと、ここでまた臨時記号で半音下がって…」みたいなことが非常に多いので、譜読みも演奏もやりづらくて、「ああ、もううざい!」と、楽譜に匙を投げたくなったことが、何度あったか(笑)。
シューマンの交響曲は、そういううざさがなく、しかし、前述したように誇り高く明快な音を響かせている作品で、とても演奏して気持ちいいところがいくつもあり、ある意味、音楽が洗練されていると感じました。
さすが、ドイツロマン派きっての伊達男・シューマンです。
まとめ~
ドイツ音楽の誇り高さというのを、シューマンが作る洗練された音楽を通して、改めて知った気がします。
さて、7ヶ月にわたって取り組んだシューマンも、ついにおしまい。
演奏会に来ていただいたお客様、改めてありがとうございました。
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田下愛 | note
フリーライター。「ねとらぼエンタ」「シネマズby松竹」「リアルサウンド」などで、漫画・音楽・映画を軸に執筆しています。ブログ:https://startofall.com/
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