ごきげんよう、ライターの愛(@ai_writer)です。
さて、2016年もあと数時間となりました。
今年の最後、1年を振り返るエントリーです。
2016年の仕事
昨年、マンガや映画などエンタメ系に仕事の軸を絞っていくと決めたおかげか、今年はエンタメ系の仕事が格段に増えました。
毎月、なにかしらのイベントやら舞台挨拶やらに飛び回っておりました。
マスコミ系の取材は大変なこともあるけれど、楽しい。
気が付いたら一眼レフをもって撮影にも励んでいました。
印象に残っている取材は、いろいろあるんですが、ある意味またとない経験をしたのが、以下の『超高速!参勤交代 リターンズ』の感謝状授与式。
私の日常においては、「ふんどし協会」様に接することはあとにも先にもないと思うので、このお仕事で会長様から、いろいろと知らない世界を教えていただいたのがとても面白かった。
本木監督にじかにお話を伺えたのもとてもいい思い出です。
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また、今年はエンタメ系と同じくらい、ビジネス・ライフハック系の仕事もたくさんやらせていただきました。
ただ、これも結局のところ好きで、たぶん向いてもいるんだと思います。やった仕事のほとんどが楽しかったから。
こちらでは、インタビューの仕事を今年はかなりやらせていただいたんですが、お話を聞かせていただくのがとても楽しかったです。
志を持って仕事をしている方たちの生の言葉を聞かせていただくのは、私自身とても刺激になりました。
正直、ライターの仕事の中でもインタビューは特に難しい仕事だと今でも思っています。
ただ、インタビューについて、今年になってようやく一定の自信がもてたというか。
たぶん、年とったからでしょうね(笑)余裕をもってお話を聞けるようになった。
今は、インタビューの仕事もすごく好きになってきているので、来年もやっていけたらなと思っています。
野望は、星野源さんにインタビューすること(笑)。
2016年に観たもの
今年はお仕事の関係もあり、映画も舞台もたくさん観ました。
映画はどれがベストかと迷うところでもありましたが、夏ごろに立川志らく師匠のトークライブの取材をきっかけに観た「拝啓天皇陛下様」かな
。
https://cinema.ne.jp/recommend/shiraku2016090508/
「戦時中の日本を、反戦を訴えるわけでなく涙ながらでもなく淡々とでもしっかりと描いたこの作品は、今年、一番心を貫かれました。
「男はつらいよ」で寅さんを確立する前の渥美清さんの演技もとても秀逸でした。
そして、次点は「オケ老人!」自分がよく知っている世界が描かれた作品なだけに、久々に見ながら本気泣きをしてしまった作品でした。
そして、第3位は「アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅」。ジェームズ・ボビン監督にインタビューさせていただいた仕事では大興奮。「ワンダと巨像」がお好きというお話に、現場で思わず大喜びしちゃいました。
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今年は、私が新たな仕事分野として開眼したのが、2.5次元舞台の取材。「BLEACH」「こち亀」「パタリロ!」のゲネにお邪魔させていただき、舞台版キャストがそのままスライドした「弱虫ペダル」ドラマの記者会見も取材しました。
どれも楽しかったですが、こちらのベストはなんといっても「パタリロ!」
あれは、本来、実写化してはいけない作品です。主人公のパタリロを演じられる役者さんがいるわけないと、多くの人が思っていたはず。
しかし、加藤諒さんという類まれなる役者が現れたことによって、まさかの実現。
実際、舞台での彼のハマり具合ったらなかったです。もう、この役は彼しかできないと思う。
また、バンコランも原作さながら、しかもアニメ版と声がそっくりでこれは相当訓練積んだなと感心。
音楽もすごくよかったので、来年DVD出たらとりあえず観なおしたい。そして、再来年の第2弾もぜひ観たいです。
書いた記事のほうも、今年私が書いた中で特にRT数が多く、たくさん読んでいただけてとてもうれしいです。
「パタリロ!」はアマゾンでアニメ配信してます。こちらもすごく面白いです。
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また、個人的にも久々にテレビのアニメやドラマにもたくさんはまりました。
昨年末から夢中になったのは「おそ松さん」。今年の最初にシリーズは終了してしまいましたが、今年1年間、動画見たり、グッズ買ったり、心はいつも松とともに。
トッティ役の声優さんが来年休業することを明らかにされているので、アニメの第2期はしばらくないだろうと思うのですが、私の中でもまだまだ松野家は熱いので、来年も引き続き応援していきたいと思います。
あと、毎年、家族に付き合ってみていただけの大河ドラマにも本格的にはまりました。「真田丸」は本当に面白くて、毎週毎週本当に楽しみでした。三谷さんやっぱりすごい。
今、日曜日の夜の「真田丸」を見る楽しみがなくなったのが、本当に寂しい。
あと、特撮好きも相変わらず。今年は「仮面ライダーゴースト」をばっちり見ました。御成とアラン様という非常にいい味出す脇役がよかったですね。
2016年のブログ
今年はブログの更新記事が去年に比べてたくさん。いや、たくさん書けてよかった。
実は夏くらいに「自分は“ブロガー”じゃないんじゃないか」と地味に悩んでもいたのです。
基本、私はライターであることが一番でブロガーであることが先に来ることはなくて、ライターでブロガーって思ってたんですが、これまで、「ブロガー=ブログやってる人」だとばかり思ってたんですが、世間のブロガーさん見てるとどうもそうではないように感じて。
だから、私はもうブロガーって名乗らないほうがいいんじゃないかと、考えていました。
しかし、そんなだった私が、今年「ライターとブロガーをつなげる」イベントに登壇することになりました。
ライターとブロガーってすごく似てるとこもあって、お互いのいいところから学び合ってコミットできたらすごく素敵なのに…って心の奥でずっと感じていたことを伝える機会をいただきまして。
このイベントにいたるまでにいろいろと考えて、イベント当日もいろいろとお話をさせていただいて、少しふっきれてきました。
ライターもブロガーも両方とも素敵なところがある。両方のよさを私は知っているんだから、ライターでブロガーでそれでいいと思えるようになりました。
この貴重な機会をくださったodaijiさんこと奥野大児さんと有限会社ノオトの皆様には、ほんと感謝しています。
2016年の私
今年の私を表す漢字一文字は、迷ったのですが「耕」かなと思っています。
これまでの私は、ノマドじゃないですけど、わりと遊牧民に近いライターで、行く先々でその場所にできるかぎり自分をあてはめて仕事をしてきて、だから、気が付いたら器用貧乏ライターになってたんですが、今年はだいぶ自分の軸を狭めまして、あちこち回るんじゃなくて、とりあえず自分が活動する広い畑を一つ作って、そこを必死に耕していたという感じの一年でした。
去年までとはまた違ったスタイルで、でも仕事には相変わらず必死でした。
その中でストレスもかなりあったみたいで、
秋にだいぶ精神的にガタっとして、体調を若干崩したんですが、今はなんとかもちなおしました。
気がつけばだいぶ長く続けているライター稼業。
その中でもらってきたたくさんの果実や野菜から、特に自分が好きだと思う種を選んで自分のフィールドにまいて懸命に耕した。
2016年は、そんな年でした。
ただし、まだ耕したフィールドでの収穫は得られていない。
収穫するためには、まだまだ世話もしないといけないのですが、そこで私にしか作れないものを収穫したいと思っていて、
だからこそ、これからプロフェッショナルとして努力すると同時に、自分のパーソナルな部分もそこで大事に育てたいと思っています。
「好きを仕事にする」って言葉、ちょっと苦手なんですが、ただ、私だって、自分の好きなものを書いてそれを仕事にしたいという思いはずっとあるわけで。
自分のパーソナルな部分を生かしてプロフェッショナルな仕事して、豊かな実りを得たい。
それが、今の願いです。
来年は、仕事も引き続きがんばりますが、よりパーソナルなライティングに力を入れたいと思っています
いくつか新しいところで書かせていただく予定もいろいろとあるので、今から楽しみです。
さいごに
今年一年、たくさん仕事をして、たくさん音楽を演奏して、たくさんブログを書いて、そして、たくさんの方に支えていただきました。
いつも言ってますけど、元来人見知りで不器用で気難しい性格の私がここまで生きてこれているのは、自分を助けてくれる人、支えてくれる人がいたからだと本当に思います。
皆様、本当にありがとうございました。
どうぞ、良き年をお迎えください。
Best Wishes
2016.12.31
田下愛