私は、スケジュール管理は、手書きの手帳で続けていきたいと思っています。
手書きが好きで、手帳が好きというのがまず大前提なのですが、それともう一つ、手書きをやめたくない理由の一つに、「漢字」があります。
手書きをしなくなったら、漢字を書けなくなる
パソコンが普及して、ちょっと怖いなと思っているのが、漢字をしっかり書く機会が明らかに少なくなったこと。
キーボードで原稿書くときは、もちろん漢字を変換して打って使いますが、それは、漢字をつまりは見るだけなので、うっすら形を覚えて終わっちゃうんですよね。だから、実際書いてみようってなったときに、どうにもおぼろげで書けない。
これ、個人的には結構ヤバいことだと思っています。
パソコンが変換してくれるんだからいいじゃないという意見もあるかもしれませんが、私はそれはいかんと思います。極端な話、言葉、言語を学ぶことを放棄しているようなもの。漢字一つのことでも、きちんと覚えて書けるようにしようという、ひいては学ぼうとする気持ちがなくなって、脳を学ぶために動かさなくなったら、人間は衰退していくと思います。
漢字、日本語を正しく使うのは、大事なこと
漢字を正しく使えるって、とても大事なことです。
ライターの仕事は、正しい日本語で文章を書くことです。正しいSEOを使うことなんかより、まずそれができることが大切です。
長年、仕事をしていますが、正直、自分の漢字のボキャブラリーには全然自信がなくて、だからこそ、原稿を書くときは、この漢字の使い方間違ってないかな?と慎重になるようにしています。
数年前話題になった「破天荒」みたいに、よく使われているそれが正しい意味とは限らない言葉も結構あったりするので、ほんとそこは怖いとこ。だから、国語辞典を机の上にいつも置いて、必要に応じて意味を確かめています。
漢字で手書きをする場を失いたくないから、手帳を手元に置く
漢字を忘れないでちゃんと書ける自分でいたい。手書きを手放さないのは、それもけっこう大きな理由の一つです。
そして、手書きを定期的に続けるのに一番いいのは、スケジュール帳を紙の手帳にすることだと思います。
スケジュールに書き込むときに絶対に何かしら書くわけだし、持ち歩いて手元に置いていれば、何かしら書きたくなります。
すぐ手書きができるツールを常に手元に置く。そして、書いていればおのずと漢字を使います。
私、小さいころから、ノートに物語とか詩とか日記とか書いている子だったんですが、それと同時に本を読むのも好きで、読みながら覚えた漢字を使って文章を書くのが、すごい好きだったんですよね。それをやってたから、学校で習ってない漢字を先駆けて覚えて書けるようになったりもしてた。
「漢字が書ける自分」て、気持ちがいいです。その感覚を忘れたくないんです。
というわけで、手帳の空いているとこで漢字の練習してみました。
私、なぜか中学生のとき、あいつは薔薇って書けるらしい…ということになっていたときがありまして、今更ながら、ちゃんとそれになっておこうと思いまして。
薔薇の漢字、みなさん書けますか?
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