「鎌倉殿の13人」第5話感想:北条宗時(片岡愛之助)がまさかの…悪どい顔の梶原景時(中村獅童)も気になる

  • URLをコピーしました!

ごきげんよう、ライターの愛(@ai_writer)です。

三谷幸喜さん脚本の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」、第5話の感想になります。

前回のエピソードはこちら

「鎌倉殿の13人」第5話「兄との約束」感想(※ネタバレあり)

ええ、いきなり結末から触れて恐縮ですが、今回、大きな衝撃がありました。

北条宗時(片岡愛之助)、5話で早くも退場

いやー、早かったわ。

三谷さんは、いい俳優さんでも容赦なくすぐ殺す。「真田丸」のときも、温水洋一さんや吉田鋼太郎さんが序盤の方で死んでましたからね。この「鎌倉殿」でもすでに3話で以仁王が出番数分で死んだのでわかってたつもりだったんですが…愛之助さん演じる宗時は主役の義時のお兄さんで結構長く出る完全レギュラー感ばりばりだったので、ちょっとショックでした。

でも、これ史実なので仕方ないっちゃ仕方ないんですよね。大庭軍との戦いに敗れた頼朝たちは山中に逃げる。そして、時政・義時と別行動をとった宗時は、伊東祐親軍に殺されてしまう…というのが歴史上に残る彼の最期らしいです。

なお、史実で宗時を殺したといわれるのは小平井久重という武士ですが、今回の大河では伊藤祐親に仕えている善児という男。1話で千鶴丸を沈めた彼です。

善児を演じている梶原善さんは、三谷作品に欠かせない役者さん。それこそ三谷さんの懐刀的存在の方がこのドラマでもまさに懐刀として暗躍する役を演じているわけで。

ちなみに、小平井久重は宗時を殺した次の年にはもう死んでるようなんですよね。そのあたりは善児と整合性つけるのか否か。

この5話でもう一つ目についたのが、中村獅童さん演じる梶原景時。今回は大庭氏の頼朝征伐に加勢しているんですが、この人、なんやかんやあって後に頼朝の腹心の部下になるんですよね。

源平合戦、鎌倉幕府を語るときにその名前が欠かせない人物でもある梶原景時。たぶん、この先のキーマンの一人になるんじゃないかと思います。

ただ、今回出てきた景時役の中村獅童さんは、すごい嫌な奴の顔していました。なので、たぶん、この人何かしら悪どいものをもってる人だと思うんですよね。劇中で頼朝とどんな感じで結びつくかが気になります。たぶん、頼朝の部下になった後も、時政・義時親子親子からは「食えない男」だとかそんなんで嫌われそうな感じがするけど。

第1話から頼朝に心酔してるかのようで、挙兵に誰より乗り気だった宗時。しかし、彼は最後に弟の義時にだけ、本心を明かしていきます。源氏とか平家とか本当はどうでもいい。北条家が上に立つ坂東武者の世を作りたい…と。

この兄の悲願を、後に本当に叶えることになる義時。ただ、それは先のこと。まだ源平合戦は序盤の序盤。大庭たちに敗れた義時たちが考える次の一手はどんなことになるのやらで、次回も楽しみです。

あわせて読みたい

この記事が気に入ったら
いいね または フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

映画、音楽、文房具をこよなく愛するフリーライター。趣味はヴァイオリン。
執筆、取材等のご依頼はお問い合わせからか、startofall@gmail.comまでご連絡ください。