ごきげんよう、ライターの愛(@ai_writer)です。
永井豪先生の代表作「デビルマン」について勝手に語りつくす「デビルマン夜話」
今夜はアニメ「デビルマン」第2話を語ります。
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TVアニメ第2話「妖獣シレーヌ」あらすじ
デビルマンはデーモン一族を裏切ったのか? 魔王ゼノンは真実を突きとめるべく妖獣シレーヌを人間界に送り込む。
ある夜、目を覚ました明は、美樹が一人どこかへ出かけていくのを見て、あとを追う。しかし、それはシレーヌが美樹に化けた姿だった。
シレーヌの策略にはまり、痛めつけられるデビルマン。デビルマンの心を覗いて彼が美樹を愛していることを知ったシレーヌは美樹を殺そうとするが……
【愛’s コラム】悪の華・シレーヌ
出ました、妖鳥シレーヌ!
「デビルマン」の中でも屈指の人気を誇る悪の女戦士。
ネットにのっていた情報では、シレーヌはアニメが初出しで、アニメを見て気に入った永井豪先生がマンガでも登場させたとか。
アニメとマンガでシレーヌのデザインは異なる部分もありますが、(おもな違いはバストが出てるか出てないかって話ですが)、どっちを見ても全体的にいいデザインだなと思います。
羽になっている頭の部分、足が鳥の足になっていたり、この第2話では、美しい蝶たちに変化する描写とかもあって、悪魔らしい恐ろしさの中にも華がある。
そう、シレーヌはまさに「デビルマン」の悪の華。
華があったからこそ、作品を代表するキャラクターの一人になりえたのかなと思います。
この第2話では、シレーヌがデビルマンがデーモン族を裏切った真相を探りにやってきます。
デーモン族の勇士であった彼が、なぜ人間側についているのか。
自分の目と耳で確かめたことしか信じないというシレーヌですが、事実を目の当たりにしてもどうにも納得できず、明の心を覗きます。
結果、わかったのは…一目惚れだったんだねってこと。
美樹を前にした瞬間、自分が人間界へやってきた目標を忘れてしまったデビルマン
美樹の泣き顔、美樹の笑顔、そのすべてが眩しくてしょうがないデビルマン
美樹の前では無力になってしまうデビルマン。正義でも悪でもなく、大事なのは美樹。
ということなんだそうで。
前回、私は、デビルマンが美樹に惹かれた理由は、もともと不動明が美樹を好きで、その明の心とも融合したというのもあるんじゃないかと考えました。
ただ、今回の描き方だと、デビルマンが単純に美樹に一目惚れしてしまったという見方も十分できるわけで。
これは、もう少しアニメを続けて通して見てみないと、なんともいえませんね、
話をシレーヌに戻しますが、シレーヌはデビルマンを同族の強者と認めている。ゆえに、なぜ彼ほどの戦士が人間の小娘などに執着するのだとどうにも理解できません。
しかし、とりあえずデビルマンの心をつかんでいるのが美樹であるのはわかったので、美樹さえいなくなればいいのだと殺そうとします。
このアニメのシレーヌはどちらかというと狡猾な悪役。美樹になりすましてデビルマンをおびき寄せ、生身の状態で傷ついたときに巨大化すると傷口も大きくなる…というデーモン族の弱点を利用して、デビルマンを痛めつけます。さらに、美樹を人質にして、デビルマンをデーモン族に戻そうとする。
しかし、彼女は策略に溺れすぎてしまいました。
いろいろと時間をかけてやっているうちに、デビルマンは傷が回復してしまい、最終的に負けてしまうシレーヌ。
おそらく、シレーヌ、妖獣としての能力は高くないんでしょうね。まともにやったら勝てないからこそ、策略をいろいろ仕掛けたという感じでした。
しかし、それが裏目に出てしまい、やられてしまったという。
2話にして、屈指の人気悪役・シレーヌが登場し、なかなか見どころのある戦いでした。
私も見ていて、シレーヌこれだけじゃもったいないなとほんと思いました。
おそらく、そう思った人はわりと多くて、だからこそ、彼女はデビルマン作品にその後も何度も登場したんでしょうね。
今回のツッコミどころ
突っ込みというよりため息に近いんですが、
1話、2話とやたら怖い目にあっている美樹ちゃんが気の毒で。
最後、明は「お前はちょっと悪い夢を見ただけなんだ」って言ってますが、1話では家にやたらと化け物が登場し、この2話では人形の首がしゃべって、
ちょっとどころじゃなく、だいぶ怖い夢を見ていると思うよ。
ドンマイ、美樹ちゃん。
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